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『ヒットマン エージェント47』(2015年) -★☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: Hitman: Agent 47
時間: 96分
製作: 2015年 アメリ
監督: アレクサンダー・バック
脚本 スキップ・ウッズ マイケル・フィンチ
出演 ルパート・フレンド(エージェント47)
    ハンナ・ウェア(カティア)
    ザッカリー・クイント(ジョン・スミス)
    キアラン・ハインズ(リトヴェンコ

あらすじ

何の感情も恐怖心も抱かず、与えられたミッションを完璧に遂行する暗殺者のエージェント47は、48時間以内にカティアという女性を見つけるという新しい任務を与えられるが、カティアのもとには別の組織からも男が送り込まれていた。
47と男は激しい銃撃戦を繰り広げ、カティアはどちらが敵なのか味方なのかもわからないまま、危険な事態に巻き込まれていく。

告映像

感想

休みなのに天気が最悪だったので家で映画を一気観するキャンペーン第二弾として暗殺に特化した人気ステルスゲームを実写化した『ヒットマン エージェント47』を鑑賞。

同ゲームは2007年にリュック・ベッソン制作、ティモシー・オリファント×オルガ・キュリレンコ共演で映画化されていますが、本作はその続編ではなくスタッフ&キャストを一新したリブート作。
当初ポール・ウォーカー主演で企画されるも、ご存知のように帰らぬ人となった為、ルパート・フレンドが後を引き継いで完成させたらしいのですが、丸坊主ポール・ウォーカーとか見てみたかったなぁ…。

肝心の映画本編はゲームを知っている人であればニヤリとさせられる要素が満載でファンムービーとしては良い線いってるのですが、独立した映画として考えると「山なし、谷なし、落ちなし」で何の印象も残らない。
とにかく主人公が強すぎてピンチと呼べるピンチがなく、特殊部隊に包囲されマシンガンの集中砲火を受けてもそれをヒラリと躱しつつ百発百中の二丁拳銃で返り討ち。
要塞の様なアジトに引き籠って暗殺不可能と言われていた対象人物もあっさり殺してハイ終了。
そもそも、あんな回りくどい手段をとらずとも、この万能主人公なら他に幾らでも暗殺方法があっただろ?。

ヒロインや敵キャラも「どこのX-MENだよ!!」って感じの超人的能力が備わっていながら、物語が進むにつれスケールは右肩下がり。
「俺たちの戦いはこれからだ!!」なオチにもガッカリで、唯一、J・J・エイブラムス版『スター・トレック』でスポック役に抜擢されたザカリー・クイントの太眉エージェントだけは、そこはかとなくセクシーで良かったです