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『スパイ・レジェンド』(2014年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: The November Man
製作: 2014年 アメリ
時間: 108分
原作 ビル・グレンジャー
脚本 マイケル・フィンチ カール・ガイダシェク
出演: ピアース・ブロスナン(ピーター・デヴェロー)
    ルーク・ブレイシー(デヴィッド・メイソン)
    オルガ・キュリレンコ(アリス・フルニエ)
    エリザ・テイラー
    カテリーナ・スコーソン
    ビル・スミトロビッチ

あらすじ

「ザ・ノベンバー・マン」というコードネームで活躍した元CIAエージェントのピーター・デベローは、スイスで静かな引退生活を送っていた。
しかし、当時の同僚たちがCIAによって次々に消されるという事態が発生。
かつて愛した元同僚の女性を目の前で殺されてしまったピーターは、自らが育てた現役最強のCIAスパイとの攻防を繰り広げながら真相を追うが、事件の裏には、ロシア大統領選をめぐる国際的な陰謀が隠されていた。

予告映像

感想

ビル・グレンジャーの小説『ノヴェンバー・マン』をロジャー・ドナルドソン監督×ピアース・ブロスナン主演で映像化した『スパイ・レジェンド』を鑑賞。

この映画ストーリーどうこう以前に、引退した元スパイが5代目ジェームズ・ボンドことピアース・ブロスナンで、ヒロインが同じくボンドガール経験者のオルガ・キュリレンコとキャスティングが露骨すぎます。
ここまでやるなら主人公を追う若手エージェントに『ボーンシリーズ』で追跡者を演じたカール・アーバンエドガー・ラミレスあたりを配役した方が良かったのではないか?。

肝心の物語にしても原作が古いから仕方ないのかもしれませんが映像面を含め目新しい要素は無く、良く言えば王道、悪く言えば在り来たりな展開で印象に残りません。
そもそもオルガ・キュリレンコの役どころは『ヒットマン』や『慰めの報酬』で演じたキャラクターとどっ被りだし、ピアース・ブロスナンも血も涙もないプロフェッショナルという体なのに最終的にはイイ人になってしまうお約束。

作品の雰囲気や完成度は決して悪くはないのですが、これだけ思わせ振りなキャスティングをしたんだから何かしらのサプライズが欲しかったというのが率直な感想です。