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『ワールド・オブ・ライズ』 ★★★☆☆

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原題 BODY OF LIES
製作 2008年 アメリ
時間 128分
監督 リドリー・スコット
原作 デイヴィッド・イグネイシアス
脚本 ウィリアム・モナハン
音楽 マルク・ストライテンフェルト
出演 レオナルド・ディカプリオ(ロジャー・フェリス)
  ラッセル・クロウエド・ホフマン)
  マーク・ストロング(ハニ・サラーム)
  ゴルシフテ・ファラハニ(アイシャ)
  オスカー・アイザック(バッサーム)
  サイモン・マクバーニー(ガーランド)
  アロン・アブトゥブール(アル・サリーム)
  アリ・スリマン(オマール・サディキ)
  ヴィンス・コロシモ(-)
  メーディ・ネブー(-)
  マイケル・ガストン(-)
  カイス・ネシフ(-)
  クララ・フーリ(-)

あらすじ

若手だが腕の立つCIA工作員ロジャー・フェリスは中東の国々で諜報活動を続けていた。
彼に与えられた新たな任務は欧州で続発する爆破テロの首謀者を発見する事だった。
だが本国から電話で指示を伝えるだけの嫌味な上司エド・ホフマンと、現地の諜報組織のリーダー、ハニ・サラームは互いの立場を譲らず、現場ではしばしば両国の諜報員の間でトラブルが発生する。
一向に捜査が進展しない中、フェリスが立案した囮作戦によって事態は好転するかに思われたのだが…。

感想

う~ん。
別に面白くないって事は無いんですけど、既存の映画作品に似た題材の物が多く新鮮さは無いと思います。

中東を舞台にした諜報活動合戦の数々は『スパイ・ゲーム』と『シリアナ』と『エネミーオブアメリカ』を合わせた様ですし。
ディカプリオの役柄も『ディパーテッド』と『ブラッドダイヤモンド』で彼が演じたキャラクターを足し
て2で割った様でした。
ラストもまぁよくある感じかと…。

ですがスタッフ&キャストの実力は確かで監督のリドリー・スコットも確り演出で魅せてくれますのでご安心を(笑)。
アラビア語を駆使してディカプリオが演じたフェリスの人間臭さも良いですし、役作りの為に体重を増量して本作に挑んだクロウ演じるホフマンのふてぶてしさもナイス!!。
ハイテクを駆使する米国流と、拷問や情に訴える昔ながらのアラブ流諜報活動の違い。
そんな彼等を出し抜くテロリストはあえて原始的な方法で指示を出しているのも興味深いです。

映画としては堅実な作りをしているので普通に楽しめるとは思います。
ただコレと言って目新しい点は無いので過度な期待を持つと肩透かしを喰らうと思います。