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太田垣康男 「機動戦士ガンダム サンダーボルト外伝 ①」 (ビッグ コミックス スペシャル・小学館)

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プロモデラーが作ったガンプラを撮影~加工して原稿を執筆するという実験的手法で制作された『機動戦士ガンダム サンダーボルト外伝』第1集。
全頁フルカラーとあって価格設定は税抜き880円とやや高めの設定になっています。

収録内容は
瀕死のジオン兵と遭遇した連邦兵の選択を描く「サンダーボルト放送局」
海賊放送を愛聴する男の幸運を描く「ラストダンスは君と」
敵味方問わず命を救うジオンの救助艇と協定を無視してそれを破壊して回る戦犯連邦兵の戦いを描く「Rescue me」
そして宇宙に放り出された元スケート選手のサバイバブを描く「レナードの帰還」
の全4篇。

本編と同じ時間軸で展開する一兵士たちの物語には「生きる」という一貫したテーマが内包されており、戦争という過酷な状況下にあって人として正しくあろうとするその姿には胸が熱くなること請け合い。
悪い奴も出てきますが基本善き人々のお話なので、本編ほど鬱屈せず読むことが出来ました。