アニメ版の配信が一段落した『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の原作コミックも気付けば8巻目。
地球に降り立ち、奪取された「リユース・サイコ・デバイス」の技術情報を追うダリルとその仲間たちは「南洋同盟」が統治する「水上都市リグ」に潜入を果たす。
そこでダリルはかつての敵であるクローディアと邂逅し、彼女を介しレヴァン・フウの意志に触れる。
ダリルに「「刻」が見える」と語り、破滅へ向かう人類を救うべく協力を乞うレヴァン・フウ。
当初狂信者のカルト集団と思われた「南洋同盟」ですが、傷痍軍人に仕事と最新の義肢を提供したり、貧しい子供や孤児を保護するなど、彼らの行動や考え方が明らかになるにつれ徐々に印象が変わってきました。
今まで戦う事しか知らなかったダリルに贈られた「殺しあう宿命を断ち切れ」という言葉。
それを聞き彼は何を思うのか?。
イオたちが乗船する連邦の強襲揚陸艦スパルタンまで「リグ」に到着し、状況が混迷を極めるなか今巻は終了。
新キャラのジャニスが加わりジオン側が華やかになったり、ダリルに首ったけなビリー少尉の正義感や人間臭さが垣間見えるなど今回も読み応えがありました。