旧いまここにあるもの

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『最弱無敗の神装機竜《バハムート》』を観てラノベの未来を危惧する。

新番組はフライングした『無彩限』と『ハルチカ』を除いて纏めて記事にするつもりだったのですが、あまりにもな内容だったんで発作的に書いてしまった。

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最弱が最強という近年のトレンドをタイトルに冠し、「神装機竜」と書いて「バハムート」とルビを振る、紛うことなきラノベアニメ『最弱無敗の神装機竜《バハムート》』
適正者がほぼ女性だけの「神装機竜」と呼ばれるパワードスーツ使いが集まる学園に男の主人公が転入してくるという話なのですが、この設定って完全に『IS -インフィニット・ストラトス-』だよね?。
スーツのデザインもそっくりだし、これをオリンピックのエンブレム問題に照らし合わせれば完全にアウトではないか?。

ここで「パクリ」と「インスパイア」と「オマージュ」と「パロディ」の違いを書き立てるつもりはないが、曲がりなりにも娯楽なんだから「もうちょい捻れよ」と思わずには居られません。
本作に限った事ではありませんが近年のラノベ作品は既存のテンプレ設定の寄せ集めor継ぎ接ぎばかりで本当に辟易します。

普通だったら出版社の人間が「もっとオリジナリティを加えるべきだ」とか言ってダメ出しをする筈なのに、明らかに「あの作品と被るな」と解った上で確信犯的に出版しているのが実に情けない。
全員が全員そうだとは言わないが「萌え絵付けて、そこそこ売れれば良いや」という考えが透けて見えて怒りを通り越して呆れるばかり。

こういう志の低い作品を垂れ流しにするから「ラノベ」というジャンルが馬鹿にされるのではないか?。
私はこれまで「ラノベ」というだけで毛嫌いする人間ではなかったのだが、アニメに関して言えば「ラノベ原作=期待できない」という思考に変化してしまった。
本当に残念である。