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『リディック:ギャラクシー・バトル』(2013年) -★★☆☆☆-

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■スタッフ&キャスト■

原題: Riddick
製作: 2013年 アメリ
時間: 119分
監督: デビッド・トゥーヒー
脚本: デビッド・トゥーヒー
音楽: グレーム・レベル
出演: ビン・ディー(ゼルリディック)
    ジョルディ・モリャ(サンタナ
    マット・ネーブル(ボス・ジョンズ)
    ケイティー・サッコフ(ダール)
    デイブ・バウティスタ(ディアス)
    ボキーム・ウッドバイン
    ラオール・トゥルヒロ
    ノーラン・ジェラード・ファンク
    カール・アーバン(ヴァーコ)

■あらすじ■
 ネクロモンガー族の最高位に就くも、司令官ヴァーコ(カール・アーバン)の策略によって見知らぬ惑星に置き去りにされたリディックヴィン・ディーゼル)。
灼熱の大地がどこまでも広がり、凶暴な水棲エイリアンが牙をむく、この星からの脱出を決意した彼は無人のシェルターで発見した非常用無線を使い賞金稼ぎたちを誘き寄せ宇宙船を奪おうとするのだが…。 

■予告映像■

■感想■

ワイルドスピード』のドミニク役で世界的に知られるヴィン・ディーゼル出世作にしてお気に入りキャラ「リディック」シリーズ第3弾。
邦題は「ギャラクシーバトル」とかなってるけど、ギャラクシー感は全くないので騙されてはいけない。
 
低予算ながらエイリアン×サバイバルムービーのツボを抑えた見所満載の『ピッチブラック』で圧倒的な存在感を見せスマッシュヒットを記録した物の、大作予算で制作された続編『リディック』ではスペースオペラとは名ばかりの大味な作風に変更されてしまい興行的にも大失敗。
久しぶりの新作はどうなるのかと思ったら殆ど焼き増しでまたガッカリ。
 
前作に比べれば原点回帰したぶん面白くはなっているが、終盤の展開は完全に劣化版『ピッチブラック』で何の捻りも無ければリディックの能力を生かした見せ場も皆無で「なんだかなぁ~」って感じ。
悪ぶっているが根は善人という設定も一発ネタとしては面白いが、毎回それをやるもんだから「危険な奴」感が薄れて単なるヒーローになってしまっているのも問題である。
 
監督・脚本はこれまで一貫してデビッド・トゥーヒーが担当してきたが、引き出しがないなら潔く身を引いて別の人に譲った方が良いのではないだろうか?。