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『リディック』(2004年) -★☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: THE CHRONICLES OF RIDDICK
製作: 2004年 アメリ
時間: 118分
音楽: グレーム・レヴェル 
出演: ヴィン・ディーゼルリディック
    ジュディ・デンチ(エアリオン
    コルム・フィオール(ロード・マーシャル)
    タンディ・ニュートン(デイム・ヴァーコ)
    ニック・チンランド(トゥームズ)
    カール・アーバン(ヴァーコ司令官)
    ライナス・ローチ(ピュリファイア)
    アレクサ・ダヴァロス(キーラ)
    キース・デヴィッド(イマム)

あらすじ

高額賞金首の脱獄囚リディックヴィン・ディーゼル)はかつて命を救った僧侶から銀河征服を目論むネクロモンガーの存在を知らされ、彼らの手からこの宇宙を守って欲しいと頼まれる。
己の肉体を磨き上げた一匹狼の無法者リディックと最強の戦闘集団ネクロモンガー。
宇宙の命運を掛けた壮絶な戦いが今幕を開ける…。

予告映像

感想

低予算ながらスマッシュヒットを飛ばした『ピッチブラック』に登場したアンチヒーローリディックを主役に据え製作されたSF大作『リディック』が続編の公開に合わせてON AIRされたので観る。
ワイルドスピードシリーズ」などで今や売れっ子のヴィン・ディーゼルが大層気に入った役柄であり本作においてはプロデューサーも兼任しているそうな。
 
確かに『ピッチブラック』のリディックは格好良かった。
鍛え上げられた肉体と筋肉バカには出来ない頭脳プレーでエイリアンと互角に渡り合う姿は今観ても十分格好良い。
悪ぶっているがゴーグル取ると意外に「つぶらな瞳」をしていて、なんだかんだで情に厚く根はイイ奴というツンデレさんだ。
 
そんなリディックが今度は辺境の惑星から飛び出し大宇宙の命運を掛けネクロモンガーなる集団とガチンコバトル。
数多あるSF映画からイメージを拝借し製作費をどっぷり投入して作り上げた大作なのだが、だからと言って面白い物が出来上がるかと言うとそんな事はないんですよね(苦笑)。
 
とにかくジュディ・デンチコルム・フィオールタンディ・ニュートンカール・アーバンといった大御所から売れっ子まで取り揃えたキャスティングが悲しくなる位チープ。
これで総製作費が『ロード・オブ・ザ・リング』や『スターウォーズ』を超える170億円とか明らかに盛り過ぎだろ?。
幾ら2004年の作品とは言え映像の粗が目立ち過ぎるし、どこにそんな金を掛けたのか教えて欲しい。
 
ピッチブラック』は少ない予算の中で如何に盛り上げるかを思考錯誤し、とても魅力的な作品に仕上げていたのだが、やはり人間というのは逆境にあってこそ優れた物を作り出すんですね。
 
明日から公開れる『リデッィク:ギャラクシー・バトル』(この邦題どうにかならんのか…)では反省したのかまたエイリアンと戦うらしいけど、それはそれで『ピッチブラック』の二番煎じにならないか心配です。