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『ワイルドスピード MEGA MAX』(2011) -★★★★★-

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スタッフ&キャスト

原題: FAST FIVE
製作: 2011年 アメリ
時間: 130分
監督: ジャスティン・リン 
脚本: クリス・モーガン
音楽: ブライアン・タイラー   
出演: ヴィン・ディーゼル(ドミニク・トレット)
    ポール・ウォーカー(ブライアン・オコナー)
    ジョーダナ・ブリュースター(ミア・トレット)
    ドウェイン・ジョンソン(ルーク・ホッブス
    タイリース・ギブソン(ローマン・ピアース)
    クリス・“リュダクリス”・ブリッジス(テズ)
    ガル・ギャドット(ジゼル)
    マット・シュルツ(ヴィンス)
    サン・カン(ハン)
    テゴ・カルデロン(テゴ・レオ)
    ドン・オマール(リコ・サントス)
    ヨアキム・デ・アルメイダ(レイエス
    エルサ・パタキ(エレナ)
    マイケル・アービー(ジジ)
    アリミ・バラード(フスコ)

あらすじ

 前科者のドミニク(ヴィン・ディーゼル)と彼を脱獄させた元FBI捜査官ブライアン(ポール・ウォーカー)は、逃走資金を稼ぐべくブラジルで高級車の強奪に加担するのだが、リオの街を牛耳るレイエス(ヨアキム・デ・アルメイダ)によってアメリカの麻薬取締官殺しの罪を着せられてしまう。
レイエスの部下からの執拗な襲撃と、アメリ本国からやって来た凄腕連邦捜査官ルーク(ドウェイン・ジョンソン)の追跡をかわしながら、ドミニクとブライアンは仲間達を集め一発逆転の大勝負に打って出る…。

予告映像

感想

痛快・爽快・大破壊。
単純なストーリーと、安っぽい人間ドラマと、スケールのデカイ馬鹿馬鹿しいアクションに大金を注ぎ込んだ、
正に超王道ハリウッド映画!!。
 
監督は『TOKYO DRIFT』・『MAX』に続いてジャスティン・リンが担当。
日本を舞台にした3作目の為にアジア系というだけで起用された監督だと思ったら、どういう訳か続投し続けてます。
正直、前作が見所となるカーアクションを全てCG処理した最低作だったので「降板させろよ!!」とか思ったのですが、今回は良い意味で吹っ切れていました。
 
冒頭の囚人移送バスの襲撃に始まり、列車強盗・スラム街での追跡劇・襲撃者との銃撃戦など見所満載。
前作同様オリジナルキャストに加え、歴代ゲストキャスト+ドウェイン・ジョンソンまで参戦し『オーシャンズ11』的なゴージャスさがあります。
物語もストリートレースに命をかけるアウトロー達のドラマではなく、悪人から金をせしめ盗る犯罪娯楽映画に様変わり。
故に車の改造などのマニアックな要素は省かれてしまいました。
 
しかし公道でのストリートレースやニトロ噴射装置といったシリーズお馴染の要素は確り押さえており、ヴィン・ディーゼルVSドウェイン・ジョンソンの『サンダ対ガイラ』よろしくの重量級ガチンコ対決などもあって最後まで飽きさせません!!。
 
特に本作のハイライトであるリオの街を巨大金庫を引き摺りながら疾走するシーンは頭の良い人間からは絶対に出て来ない発想のオンパレード。
こんな事に全力を注げるのは世界広しと言えどハリウッドだけ。
ターミネーター3』と『バッドボーイズ2』を合わせた様な、街を破壊し追跡者たち蹴散らしながら繰り広げられる怒涛のカーチェイスは凄まじいの一言!!。
極め付けのサムライorウエスタン映画の決闘シーンを思わせる敵車両11台抜きのシークエンスは思わず爆笑してしまった。
まるで車を使ったカンフー映画でパーツやガラスを撒き散らしながら豪快に宙を舞う車の姿にはスカッとする事請け合い。
『デスレース』も大概だったけど本作はそれを超えている!!。 
 
けど、あれだけ無残に破壊されると車に愛情を注いでる人は辛いんじゃないかな?(苦笑)。
 
エンディングでは死んだ筈のあのキャラが『24-TWENTY FOUR-』のトニー・アルメイダよろしく生きていた!!。なんてサプライズまで飛び出し続編への布石も忘れない。
そりゃ5作目にしてシリーズ最大のメガヒットを記録したんだから、映画会社が終わらせる訳ないよねぇ~。
 
細かい描写の粗だったりストーリーの薄っぺらさなどツッコミ出せばきりが無いんだけど、それを補って余りある一大娯楽大作でした。
日頃のストレスを解消したい人には持って来いの作品です!!。