スタッフ&キャスト
あらすじ
事故に遭い未知の惑星に不時着した宇宙船。
三つの太陽に照らされた灼熱の星で護送中の凶悪犯を含む生存者たちはサバイバルを強いられる事となる。
やがて一行はかつてこの星を訪れた調査隊の施設を発見。
残されていた宇宙船を修理し脱出を図るのだが、暗闇から現れた得体の知れない生物に襲われ犠牲者が出てしまう。
光を嫌うその生物を避け屋外に留まる面々。
だが、ほどなくして皆既日食によって太陽が消え、1人また1人と餌食になっていく。
「生き残りたければ光の中にいろ」
予告映像
感想
以前レンタルで観たのですが「午後ロー」でやっていたので久しぶりに観賞。
全体的な印象としてはエイリアンが登場する古典的SFサバイバル劇なのですが、古より人類が恐れて来た「暗闇」をピックアップしつつ同時にセット費を浮かすという低予算映画ならではの一石二鳥感が堪りません。
立ち位置的にはサブキャラなヴィン・ディーゼル演じる暗闇を見渡す事の出来る特殊な目を持つ囚人リディックもアウトロー然とした魅力が爆発しており、本作の後に続編として彼を主役に据えた大作『リディック』が制作された事も頷ける。
(まぁそちらは興行的に失敗しましたがね…)
群れる事を嫌い鍛え抜かれた肉体と野生の勘で異形のエイリアンとすら渡り合う。
相手の死角を瞬時に判断しナイフ一本で手早く斬り倒す。
本当に惚れ惚れします。
神も仏も信じねぇ。
他人を見捨ててでも生き残る。
製作費やジャンルを考えれば十分過ぎるほどに楽しめる隠れた秀作です。