同時期公開の『スターウォーズ エピソード1』より面白いと言わしめ、ソフト化の際はPS2と共にDVD普及のキラータイトルともなった『マトリックス』のAmazon限定仕様Blu-rayが1,147円まで値下がりしていたので思わず購入。
言わずもがなこのシリーズには『リローデッド』&『レボリューションズ』という続編が存在しますが、アレは視覚効果こそパワーアップした物の作品自体は大味になったと言わざるを得ないので、DVDで全シリーズ揃えている身としてはバカ高いトリロジーボックスを買い増さずお気に入りの一作目だけ追加すれば良いかなと考えた次第です。
「おとぎの国のアリス」をモチーフにしたプロットに宗教的なテーマを盛り込みつつ、
Blu-rayで観直しても視覚効果を含め古臭さは感じられず、改めて「映像革命」だったのだと実感しました。
近年は『アバター』や『トランスフォーマー』も「映像革命」と言われましたが、あそこまで行くとCG映画に人間が出ている様にしか見えず、私はこの頃のアナログな手法とデジタル技術が絶妙なバランスで融合している映像の方が感動します。
なんでもかんでもCG任せってのは技術水準はともかく作り手の創意工夫という点ではむしろ退化していないだろうか?。
ネオが救世主という名のチート使いになって支配者であるコンピューターに宣戦布告する幕引きも余韻を含めエンターテインメントとして完成されています。
ヒットしたから作らされたんだろうけど、このラストから続編とかどんな内容であれ蛇足でしかありませんよ…。