「ヤングエース2013年7月号」で完結していた『貞本エヴァ』の最終巻が何をどうしてこうなったのか1年以上経ってようやく発売されました。
(と言っても限定版先行なんで通常版は来週まで待ちましょう)
使い道が分らない…(;一_一)
左は組み立て式のブックスタンド。
右がコミックや特製CDが納まったスリーブケース。
こちらは描き下ろしイラストを収録した16ページのブックレットと、貞本さん愛聴曲を集めた「貞本義行Working Music CD」。
波打ち際でアスカの首を絞めて「気持ち悪い…」ではなく、物語は一巡した平和な世界でシンジが未来に向かって歩んでいく姿で締め括られる。
アニメ製作時にもアイデアが出ていたという「雪」を用いたエピローグは「夏の物語」であるエヴァの終わりを象徴しているようで感慨深いのですが、その一方できちんと終わるエヴァがこれほどまでに味気無いのかと私は驚愕しております。
やはりエヴァは奇麗に終わらない事が最大の魅力であり、もし『旧世紀版』が多くの人間が納得する形で完結していたら『新劇場版』が作られる事もなかったでしょうね。
さて話を戻して今回の最終巻。
巻末に描き下ろしの短編が収録されているのが、これがなんと
学生時代の碇ユイと真希波・マリ・イラストリアスのエピソードなんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。
明らかに『新劇場版』へと繋がるこの物語。
庵野さんが直接関与したのか、はたまた貞本さんの創作かは解りませんが、謎多きマリの人物像に迫るエピソードなので必読です!!。
先頃行われた東京国際映画祭の特集企画に登壇した庵野さんが「あらためて自分の作品を観て、次が作れるような気分になれたのはうれしいですね」と述べていましたが、この「次」が『シン・エヴァ』の事だとしたら、あと数年は待つ事になりそうです…(;一_一)