えすのサカエファンとしては当然購入したのですが、何故このタイミングで出したのかはサッパリ分からない。
(というかテレビシリーズ最終話で告知された「NEXT PROJECT」って結局何だったのさ?)
今回コミックとアニメーション双方から語られなかった、神となり1万年の孤独を生きる雪輝を我妻由乃が時空の壁をぶっ壊して助けに行くまでの空白の期間を埋めるエピソードが描かれます。
同梱コミックの厚みはこんなもんで巻末はアニメの設定資料や解説が掲載。
こちらはえすのサカエさんが直々に執筆しただけあって、3周目の世界に生きるかつての日記所有者たちの幸せな生活や、由乃と秋瀬の正妻戦争(笑)、そして「リダイヤル」の「リダイヤル」たる所以がしっかり描かれていて満足度が高い。
一方の新作アニメはテレビシリーズ同様、かなりのアレンジが加わっており個人的には違和感の方が強かった。
由乃の主観で描くのは良いのだが、それ故に全体像が見えず、更にムルムルロボやセイトセーバーよろしく刀身が光る謎の日本刀など無駄なバトル要素を加え過ぎてとっ散らかってしまった印象。
テレビシリーズのスタッフが再結集した映像はクオリティが高く、新規OPやED、原作では髪型が変らなかった雪輝の髪を伸ばす事で時間の流れを演出するなど細かな部分に拘りは感じるのだが、全体としてはどうにもしっくり来ませんでした。
それと記録媒体が今時DVDってのも、なんだかねぇ…。