一時期に比べ熱中出来る作品が減ったのは確かだけどオタクをサボっている訳じゃない私です。
ちゃんと観てますよいろいろと…。
『RDG』は派手さはないけど雰囲気が良くて、『デート・ア・ライブ』は典型的なハーレム&バトルのラノベタイトルで、『あいうら』はフェティシズム溢れる作画が目を惹き、『ゆゆ式』はド直球の日常アニメとして安定感があり、『クライムエッジ』は幼女でハァハァしたい人が楽しむ作品でした。
そんな中、個人的に…というか多くの人がそうだと思うけど『はたらく魔王さま!』が突出して面白かったです。
前評判も注目度もそれほど高くなかったですし間違いなく今期一番のダークホースでしょう。
1話の無駄にカッコイイ魔族vs人類戦争から、こっちの世界に飛ばされた魔王さまの庶民派生活のギャップで一気に心を掴まれた気がします。
(特に「カツドゥーン」ねww)
馬鹿馬鹿しい(と言ったら失礼だが)設定もさる事ながら、やはり本作はキャラクターが非常に魅力的なのだと思う。
どうしてこうなった的な超・真面目人間?の魔王さまとか、後半は腹を下している印象しかない芦屋さんとか、完全に六畳一間の魔王城にパラサイトしているニートな漆原とか、ヒロインらしいロマンスも活躍の場も与えられないエミリアとか、小さいけど大きくて(何が?)顔芸も素晴らしいちーちゃんとか、一歩遅れて登場したものの天然ぷりが素晴らしかった鈴乃とか、個性豊かな面々が繰り広げる非日常的日常が観ていて本当に楽しい。
この辺り『WORKING!!』なんかと通じる所がある。
こういう作品って可愛い女性キャラ大量投入してサービスシーンなんかでお茶を濁す事がヒジョーに多いのだが、本作はきちんと話で読者(視聴者)を惹き付けていて関心する。
男女比率なんか見ても半々だし、基本はギャグ主体でラブコメ要素がかなり控え目なのにも驚かされる。
シリアスなバトル展開なんかも挿みつつ最後は一件落着で丸く収まるし観ていて気分が滅入る事もなし。
最後は「カツドゥーン」で綺麗にオチたけど、ぜひとも二期をやって欲しい!!。
原作未完作品って多くの場合しょーもない終わり方をして「もういいよ」ってなるんだけど本作は違いました。
アニメスタッフはホント良い仕事したと思います。