旧いまここにあるもの

Yahoo!ブログ時代のアーカイブ。記事内のリンクが上手く機能しなかったり、タイトルが文字化けしたり、画像のアスペクト比が可笑しいのはダメダメな移行機能の所為。新ブログはこちら→https://imakokoniarumono.hatenablog.com/

2013年秋アニメ新番あれこれ(『アウトブレイク・カンパニー』・『IS2』・『ストライク・ザ・ブラッド』・『勇しぶ』・『キルラキル』)

徐々に本数が増えて来ましたが、まだ来週以降始まる作品も控えてるし気が重い…。
週末は4本以上がデフォになるんだろうなぁ…。
 
イメージ 3

『アウトブレイク・カンパニー』はファンタジー世界に行ってみたり、細かなオタクネタをぶっ込んでみたり、メタ発言を入れて見たりと「典型的なラノベ作品だなぁ~」という印象。
 
エヴァ』とか『タートルズ』とか『ロスユニ』とかネタがいちいち私世代なので作者の年齢が何んとなぁ~く解るのだが、こういう知識をひけらかす様な作風というのは、ともすれば自己満足な気がして好きになれない。
まぁ私はほぼ理解出来てしまったのだが…(;一_一)
 
チョ○ボ出したり、『ロウきゅーぶ』の迷言もじったりする、オタクがオタクの為に書いたオタク向け作品。
その存在は否定しないが、なんか観ていると悲しくなる。

惹かれる部分があったかと言われれば私はNO。
まぁ誰の声をサンプリングしたか解らん変なBGMは秀逸だと思いましたが…(苦笑)。
 
イメージ 4
 
原作が一度打ち切られ出版社や挿絵師を変更して再起動した『IS』のアニメセカンドシーズンが満を持してスタート。
しかし前作から2年以上ブランクがあるにも関わらず、何のおさらいもしないというのは如何ものか?。
 
ブランクと言えば主人公の一夏を演じる内山昴輝くんも別人みたいな演技でビックリ。
冗談抜きに降板したのかと思いましたよ(汗)。
 
ISと言えば「萌え」と同時に「燃え」要素もある筈なのに戦闘シーンがほぼ無くて、女性陣に可愛い格好をさせるだけで時間を浪費していたのは頂けない。
他作品を引き合いに出すのは適切ではないが、例えば『超電磁砲S』第1話の様にキャラクター紹介をしつつアクションを盛り込んだ1話完結のエピソードを作る事はできなかったのか?。
 
しかも各ヒロイン毎の扱いには露骨なほど差があり、ラウラ推しからのシャル贔屓。
以下セシリア・鈴音・箒の順で蔑にされていたが、そこは上手くバランスを取るべきだろう。
 
更に問題なのは終盤のプールデートシーンで、なんでこんなダイジェストになっているのかと思えば「ロングバケーションEDITION」なるノーカットのソフト版が出るので、それ買って観ろという事らしい。
これは本当に酷い!!。
完全に視聴者を舐めている!!。
 
作画に関しても終始安定せず、動きもカクカクしていてかなり雑な印象を受けた。
顔すらまともに描けてなくて、とても第1話のクオリティとは思えない。
これはキャラクターデザイン・総作画監督倉嶋丈康さんが抜けた穴が大きいという事だろう。
氏のテイストを引き継げないなら新しく挿絵を担当しているCHOCOさんの絵柄に変更しても良かったのでは?。
 
前期の事もあってそれなりに期待していたのですがハッキリ言ってガッカリした。
取り敢えず視聴継続しますが2話も予告を観る限り微妙そうです…。
 
イメージ 1

視聴者置いてけぼり作品だった『ストライク・ザ・ブラッド』
「日本語でおk」的な専門ワードを羅列し、さも当たり前のように話を進められても…。
 
それはそれで惹き付ける展開。
例えばアクションなどの見せ場があれば良いのに、それもないし掴みの話数なのに地味な印象を受けます。
 
吸血衝動を自分の鼻血で満たす自給自足なヴァンパイアの主人公が、監視役の可愛い女の子をちょろまかしていましたが、これだからイケメンは…。
 
同じく説明不足な回想シーンを挟んで1話は特に何が起こるでもなく終了。
結果としてパンツの印象しか残ってませんね。
 
バトルは次回以降のお預けですか…。
 
イメージ 5

長い長い文章系タイトルの『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました』
アバンタイトルから動きまくり・揺れまくりで、どこ制作かと思ったらアスリードで納得。
 
魔王が退治されてお役御免となった勇者志望御一行様が就職して電気屋で働くという、そこはかとなく漂う『はたらく魔王さま』臭。
荒ぶる巨乳と3分に1回くらいぶっ込まれるパンチラショット。
おかげで『ストライク・ザ・ブラッド』の印象が薄れていく…。
 
ちょっとした芝居でも無駄に絵を動かしまくっていたが、こういう作風嫌いじゃない。
頭が弱すぎる魔王の娘も脱がされてばっかだけどお馬鹿だから愛玩動物的な可愛さのほうが勝ってるし、このエロとギャグのバランスは嫌味がなくて好感が持てる。
あとは失速せず最後までこのテンションを保ってくれれば言う事無しです。
 
イメージ 2
 
ガイナックスから独立した『天元突破グレンラガン』のスタッフが立ち上げた制作会社トリガー初のTVアニメシリーズ『キルラキル』
問答無用で今期NO.1の超超超話題作。
 
「極制服」と呼ばれる身体能力を高める衣服によって強権を振るう「風紀部委員」によって支配された「本能字学園」に父の仇を探す「纏流子」が転校してくるところから物語は幕を開けます。
 
「考えるな。感じろ!!」
と言わんばかりに脳味噌に直接叩き付けるようなビジュアルに眠気が完全に吹っ飛んだ!。
今石テイストが冴え渡る超絶ハイテンションで、とても深夜に流す類のアニメじゃありません(苦笑)。
 
例によってこのノリに付いて行けるかどうかで賛否が真っ二つに分かれそうですが、個人的には期待を軽く超える出来に終始ニヤつきながら見ておりました。
ホントこれを観ちゃうと『グレンラガン』が大人しく思えてくるレベル(汗)。
 
フルボッコされたツンツン流子さんが喋る変態セーラー服に襲われてパワーアップするんだけど、これがまた凄いセンス!!。
気の強い子にあんな服着せて羞恥プレイさせるなんてスタッフは相当な好きものである(グッジョブ!!)。
 
声優さんの演技もまた凄い熱量で終始叫びっぱなし。
これは収録時、相当体力を消費するに違いない。
小清水亜美さんと柚木涼香さんの凛々しい前口上。ゲストキャストの岩田光央さんの暴走っぷり。そして叫ぶといえばこの人な檜山修之さんに、久しぶりに声を聞いた新谷真弓さんなど、キャスティングがまた憎らしい。
 
音楽もまさかまさかの澤野弘之さんでボーカル曲がやたらとカッコイイ!!。
CM流れてたけど12月発売のサントラは絶対に買う!!。
 
アニメという表現手法でしか描けないアニメならではの物語。
あえて言わせてもらおう
「世界よ。これがアニメだ!!」