旧いまここにあるもの

Yahoo!ブログ時代のアーカイブ。記事内のリンクが上手く機能しなかったり、タイトルが文字化けしたり、画像のアスペクト比が可笑しいのはダメダメな移行機能の所為。新ブログはこちら→https://imakokoniarumono.hatenablog.com/

2015年夏アニメあれこれ。(『六花の勇者』・『オーバーロード』・『がっこうぐらし』・『ゴッドイーター』・『うまるちゃん』)

周回遅れ気味に始まる『モバマス』と『プリヤ』以外は出揃ったと思われる夏アニメ。
今回は新作タイトルより続編物の方が多い気がするのは私だけか?。

イメージ 1

予備知識を仕入れずに観たら初っ端からアクション全開で驚かされた『六花の勇者』
前半は自称「地上最強」の主人公が大暴れして、中盤で可愛いメイドちゃんが懇切丁寧に世界観の説明をしてくれて、最後に魔王復活を阻止する為に選ばれる六花の勇者」になっちゃった主人公が実は姫様だったメイドちゃんに連れられて旅に出るという第1話。

やや詰め込み過ぎな感はありますが、次回への引きもバッチリで最後までこのクオリティを保ってくれれば今期の作画アニメ枠筆頭になりそうです。

イメージ 2

.hack』『SAO』『ログ・ホライズン』に続くゲーム世界からログアウト出来なくなってしまう系作品『オーバーロード』
本作の違いは主人公が魔王的なポジションという点にあるのですが、正直言ってそれしか印象に残らない第1話でした。
ザ・悪役といった感じの見た目と生真面目な言動のギャップが可笑しくはあるのだけれど、もうちょいフックが欲しかったというのが率直な感想です。

イメージ 4

世界(のオタク)が震撼した『がっこうぐらし』も順当にスタート。
私は原作コミック発売時に話題になっていたので知っておりましたが、まんがタイム系列」かつ、日常萌えアニメ然としたOPなどミスリード全開でニヤニヤしながら観ておりました。

ぶっちゃけ前半部分は取るに足らないほのぼの展開に終始するのですが、その中に仕込まれた戦慄の伏線!!。

何故ヒロインたちは学校で寝起きしているのか?。
黒板に何故あのような文章が書かれているのか?。
不自然に割れた窓や廊下を塞ぐバリケードの意味は?。
屋上農園に刺さった十字架は誰のものなのか?。

そして観る者を恐怖のどん底に叩き落とすラスト5分の種明かし!!(実際怖い)。
外注スタッフが間違って納品したのではと見紛う衝撃のラストシーン。
「壊れたヒロインにはこの壊れた世界がこう観えていましたとさ」
というオチ。
シックスセンス』の「お前死んでるから」くらいのちゃぶ台返しですが、ポイントはゾンビより何より、あのピンク髪ヒロインの精神状態が一番狂気という点。

出オチ感満載で多くの視聴者が振るい落とされたと思いますが、1クール(恐らく)でどこまで描くのか別の意味で楽しみです。

イメージ 3

手描きアニメでありながらゲームムービーのような独特の絵作りが祟ったのか始まる前から万策尽きた『ゴッドイーター』もなんとかスタート。

第1話は『進撃の巨人』よろしく、壁が破られ居住区に侵入した人類を捕食する存在「アラガミ」討伐に打って出た期待のルーキーが先輩方を前に思い掛けない力を発揮したところで終了~。
世界観の説明などを盛り込みながら、原作の人気キャラなども登場させ、掴みは良かったと思うのですが「スタッフロールはWEBで」的なテロップから滲み出るギリギリ納品臭…(;一_一)
これきちんと最後まで完走できるのかね?。

ぶっちゃけ、このビジュアルであれば素直にCGでやった方が良かったのではないか?。
新しい表現に挑もうとするufotableの気概は認めるが、それで制作がポシャったら意味ないでしょう…。

イメージ 5

前クール2作品が微妙だったので今期は頑張ってほしい動画工房の新作『干物妹!うまるちゃん』
学校では容姿端麗・文武両道な完超人なのに家では双葉杏もビックリな自堕落極まりない生活を送る妹と、そんな妹をついつい甘やかしいしまう理想の旦那像を体現するお兄ちゃんのお話。

可愛くなかったらグーパン必至な妹ちゃんの言動の数々と、きちんと叱れないお兄ちゃんの優柔不断さを許容できるかどうかで評価が分かれそうですが、原作のテイストと動画工房の得意とするジャンルが合致していて中々どうして楽しかったです。

ただこの内容であれば30分ではなく昨今のトレンドである5分~15分のショートアニメ枠で放送した方がサクっと観れて良かった気も…。