旧いまここにあるもの

Yahoo!ブログ時代のアーカイブ。記事内のリンクが上手く機能しなかったり、タイトルが文字化けしたり、画像のアスペクト比が可笑しいのはダメダメな移行機能の所為。新ブログはこちら→https://imakokoniarumono.hatenablog.com/

『ヱヴァ:Q』3回目。そして「大入御礼・描き下ろしポストカード」第1弾。

イメージ 1
 
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』3回目を観に行って来たDEATH。
チケット購入時にちゃんと「大入御礼・描き下ろしポストカード」も貰えましたよ。
絵柄はTVシリーズから作品に携わっている総作画監督本田雄さん描き下ろしのアスカさん。
ホントこの最新型プラグスーツはお尻のラインと胸の形がモロに出るので実にけしからんです。
昔のプラグスーツが大人しく思えるほどにね…。
 
そんな『Q』ですが興業収入自体は『破』の記録である40億円を越え今現在シリーズ記録を更新中。
今更なんですが『旧劇場版』の記録って『破』で既に突破されてたんですね。
熱量としては当時の方が猛烈だった気がするので正直意外でした。
今回観た劇場では流石にスクリーンのグレードは下がっていましたが、それでも3分の1くらいは席が埋まっていて驚き。
これはまだまだ伸びそうだ!!。
 
んで3回目ともなると流石に同時上映の巨神兵東京に現る」は飛ばしたい気分になります。
いやだって特撮博物館の時に「今しかない!!」と思って繰り返し観賞してしまったんでね…(苦笑)。
 
肝心の本編ですが、巷じゃなんだかんだ言われてるけど
「やっぱ『Q』も面白い!!」
というのが私の結論。
そりゃまぁ14年の流れはビックリだし、終始説明不足だし、シンジくん虐めが酷いけど、これが最良の形だったと今では思います。
 
戦闘シーンも『破』より地味だと言われますが冒頭の奪還作戦とその直後にあるヴンダー起動からネーメジスシリーズ殲滅までの流れとか無茶苦茶テンション上がるじゃないですか?。
13号機起動からの血沸き肉踊る超絶戦闘シーンの連続も、ヴンダーで13号機に体当たりしてA.T.フィールドで封じ込めつつ主砲を叩き込んだり、アダムスの器(Mark.09)に「コード777」で挑む改2号機のドラゴンボール的なバトルシーンなど、やってる事は滅茶苦茶なんだけど凄く気持ちのいいアクションだと思う。
 
その一方で叩くというか、否定したくなる人の気持ちも理解出来ます。
特に感動と興奮の大カタルシスだった『破』のヒロイックな展開が『Q』では「悪行」と非難されるのだから仕方ありません。
ただ『破』の時点で既にシンジの行動に「それでいいのか?」という違和感は含まれていましたので、私自身はその事で怒りを覚えませんでした。
だって「世界がどうなったっていい」とその場の勢いとは言え、レイと全人類を天秤に掛けた訳ですからね。
むしろその伏線が、こういった形で回収された驚きの方が大きかった。
 
ラストシーンに関しても悲しい・絶望的と捉える人も居る様ですが『旧劇場版』が根底にある私としては、とても希望を感じる物でした。
だって相手を拒絶しないんですよ?。
アスカが自分に手を上げたガキシンジをグイグイ引っ張って力強く前進する。
『破』『旧世紀版(TVシリーズ)』を否定した様に、『Q』『旧劇場版』のラストを否定している様に感じます。
もしかしてヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q『Q』には『旧』の意味も含まれているのかな?。
だから次は『シン』って事?。
 
『破』『Q』も初期の想定とは全く別の物語が展開している事は誰の目にも明らかですが、『Q』に関しては来たるべき完結編のビジョンを見据えた上で制作された様な気がします。
これを希望的観測と言われればそれまでですが、終わりが見えていなければここまでの冒険は出来なかったのではないか?。
今までは次回予告など見切り発車的な部分がありましたが今回は何故か確信めいた物を感じます。
 
まぁつまり何が言いたいかと言うと
「出来るだけ早く公開してくれ!!」
という事です(笑)。