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『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: CAPTAIN AMERICA: THE FIRST AVENGER
製作: 2011年 アメリ
時間: 124分
監督: ジョー・ジョンストン 
原作: ジョー・サイモンジャック・カービー
脚本: クリストファー・マルクス 、スティーヴン・マクフィーリー
音楽: アラン・シルヴェストリ
出演: クリス・エヴァンススティーブ・ロジャースキャプテン・アメリカ
    トミー・リー・ジョーンズ(フィリップス大佐)
    ヒューゴ・ウィーヴィング(シュミット/レッド・スカル)
    ヘイリー・アトウェル(ペギー・カーター)
    セバスチャン・スタン(バッキー・バーンズ)
    ドミニク・クーパー(ハワード・スターク)
    トビー・ジョーンズ(ドクター・ゾラ)
    スタンリー・トゥッチ(エイブラハム・アースキン博士)
    ニール・マクドノー(ダム・ダム・デューガン)
    デレク・ルーク(ゲイブ・ジョーンズ)
    ケネス・チョイ(モリタ
    リチャード・アーミティッジ(ハインツ・クルーガー)
    ブルーノ・リッチ(デルニエ)
    サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー)
    レックス・シュラプネル(ホッジ)

あらすじ

第2次世界大戦中の1942年、スティーブ(クリス・エヴァンス)は、各地に進攻するドイツのヒドラ党と戦うことを望んでいた。
もともと病弱な彼は入隊を何度も却下されていたが、ある日、軍が秘密裏に行う「スーパーソルジャー計画」という実験に参加することになる。
その実験の被験者第1号に選ばれた彼は強じんな肉体を持つ「キャプテン・アメリカ」へと変ぼうを遂げる。

予告映像

感想

近々『アベンジャーズ』のレンタルが始まるので、その前に唯一チェックしていなかった関連作品『キャプテン・アメリカ』を観る。
タイトルからし愛国心丸出しなんだろうなぁ~と思ったら意外や意外、嫌味なく楽しめました。
映画が始まるや否や超もやしっ子なクリス・エヴァンスの姿に度肝を抜かれる。
マシニスト』のクリスチャン・ベールみたく絶食ダイエットしたのかと思いきや、ほぼ全てCG合成というのだから、なんという技術の無駄遣い(苦笑)。
そんなもやしっ子が亡命して来た優しい博士と、アイアンマンことトニー・スタークの親父さんハワード・スタークの力でムキムキのマッチョマンに変身する過程は爆笑必至。
変なマシーンに入れられて怪しい薬を注射されたら、むしろこっちの方がCGなんじゃないのかと思ってしまう見事な肉体の真クリス・エヴァンスの出来あがり。
ホカホカのツヤツヤで一部の方々が大興奮すること間違いなし!!。
超人的な身体能力を身に付けキャプテン・アメリカとなって「さぁ!!、ナチ共をぶっ潰すぞ!!」と思いきや、戦場には送られずプロパガンダに利用される日々。
しかし友を救う為、単身ナチの化学部門「ヒドラ」の基地を壊滅させたことで、名実共に真のヒーローへと変わって行く。
マトリックス』ではサングラス。『Vフォー・ヴェンデッタ』ではガイ・フォークスの仮面。『トランスフォーマー』に至っては声だけの出演と、常に顔が隠れているヒューゴ・ウィーヴィングが今回も特殊メイクバリバリで素顔を見せずに悪役を好演。
祖国すら裏切り世界を破滅させようとする「レッド・スカル」の登場によって物語は戦争物からアメコミへ急激にシフト。
ありえねぇ~超科学兵器てんこ盛りでクライマックスまで一気に突っ走るが、その過程があまりにもサクサク進むもんで実に味気ない。
盛大なフラグとその回収を経て最後は千葉真一さんリスペクトなサミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーがスカウトに現れるお約束で終了。
良くも悪くも正真正銘の勧善懲悪な王道ヒーロー映画って感じで、懐かしいと取るか、古臭いと取るかは人それぞれですが、私は124分間退屈せず楽しめました。