スタッフ&キャスト
原作: リチャード・フィリップス ステファン・タルティ
監督: ポール・グリーングラス
脚本: ビリー・レイ
脚本: ビリー・レイ
音楽: ヘンリー・ジャックマン
バーカッド・アブディ(ムセ)
バーカッド・アブディラマン(ビラル)
ファイサル・アメッド(ナジェ)
マハト・M・アリ(エルミ)
マイケル・チャーナス(シェーン・マーフィー)
コーリイ・ジョンソン(ケン・クイン)
マックス・マーティーニ(SEAL部隊長)
クリス・マルケイ(ジョン・クローナン)
ユル・バスケス(フランク・カステラーノ艦長)
デビッド・ウォーショフスキー(マイク・ペリー)
バーカッド・アブディラマン(ビラル)
ファイサル・アメッド(ナジェ)
マハト・M・アリ(エルミ)
マイケル・チャーナス(シェーン・マーフィー)
コーリイ・ジョンソン(ケン・クイン)
マックス・マーティーニ(SEAL部隊長)
クリス・マルケイ(ジョン・クローナン)
ユル・バスケス(フランク・カステラーノ艦長)
デビッド・ウォーショフスキー(マイク・ペリー)
あらすじ
ベテラン船長リチャード・フィリップスの機転によって船員たちは解放されるのだが、彼だけは海賊の人質となり救命艇に拘束されてしまう。
これは事件発生から救出までの緊迫の4日間を描いた物語。
予告映像
感想
事件の当事者であるリチャード・フィリップスによる自伝小説『キャプテンの責務』を基に、ソマリア沖貨物船人質事件を描いた『キャプテン・フィリップス』を観る。
何を置いてもこの映画は乗組員の安全を第一に考え、武装した海賊たちと渡り合った船長の勇敢さに尽きるでしょう。
無線が通じないと解れば1人芝居で増援が来る演技をして海賊を諦めさせようとするなど、行動の端々から頭の良さも伝わってきます。
一方の海賊側も単なる悪党ではなく、多額のみかじめ料を納める為に仕方なく船を襲うしかない悩める漁民として描かれているのもポイント高し。
痛みも感じるし夢だって持っている同じ人間だからこそ事件の幕引きにカタルシスはなく、むしろ後味の悪さが残ります。
(真面目な話、私は海賊より標的を確実に仕留める米軍の手際の方が恐ろしく感じた)
134分とかなりの長丁場ですがポール・グリーングラス監督お得意の手持ちカメラ映像と小気味良い編集によって海賊船との遭遇から米軍が介入する壮絶な結末まで手に汗握る駆け引きがノンストップで展開。
名優トム・ハンクスの極限状態の演技もさる事ながら、海賊のリーダーを演じたバーカッド・アブディの目力が素晴らしかった。