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『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009) -☆☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: X-MEN ORIGINS: WOLVERINE
製作: 2009年 アメリ
時間: 108分
監督: ギャヴィン・フッド 
脚本: デヴィッド・ベニオフスキップ・ウッズ 
音楽: ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演: ヒュー・ジャックマン(ローガン(ウルヴァリン))
    リーヴ・シュレイバー(ビクター(セイバートゥース))
    リン・コリンズ(ケイラ・シルバーフォックス)
    ダニー・ヒューストン(ストライカー)
    テイラー・キッチュレミー・ルボー(ガンビット))
    ライアン・レイノルズ(ウェイド・ウィルソン(デッドプール))
    ウィル・アイ・アム(ジョン・ライス)
    ダニエル・ヘニー(エージェント・ゼロ)
    ドミニク・モナハン(ブラッドリー)
    ケヴィン・デュランド(フレッド・デュークス)
    ジュリア・ブレイク(ヘザー)
    マックス・カレン(トラヴィス

予告映像

感想

金曜ロードショーでやってたから観たが悪い意味でアメコミ臭くて本当にげんなりした。
今時アメコミ原作でもちゃんと作るのが当たり前なのに、この作品はなんだ?。
 
薄っぺらいドラマ。安っぽいVFV。無茶苦茶な展開。魅力のないアクション。
時代錯誤も甚だしい。
 
ターミネーターシュワちゃんよろしく、肉体美をやたらと強調しヌードになるヒュー・ジャックマンに「ウホッ」っと出来る人は良いが、私にその毛はないのでイライラが募るばかり。
つうかリーヴ・シュレイバーと兄弟という時点で「おいおい」と思う。
 
グリーン・ランタンライアン・レイノルズとかも冒頭で大活躍させといて、その後音沙汰なしだし、
さまざまなミュータントの力を掛け合わせたハイブリットの「ウェポンⅩⅠ」とかビジュアルからして雑魚臭が半端なく、案の定呆気なく倒される始末。
最後も主人公がしれっと記憶失って何の為の1時間40分だったのかと思わずには居られない。
 
これが90年代前半であれば許せるが2009年にこんな物作る人間の気がしれない。
そう考えると同じく本編の前日譚であるマシュー・ヴォーンの『ファースト・ジェネレーション』が如何に傑作だったか解る。
 
続編が来年夏に全米公開されるそうだが、日本が舞台なのに原発事故の所為でキャスト・スタッフが来日したがらず大半のシーンが海外で撮影される事からしても日本人が観て違和感バリバリの描写になる事間違いなし。
第一ウルヴァリンがサムライの下で修業を受けるという時点で時代設定がどうかしてる。
監督は落ち目のトム・クルーズを再びスターダムに伸し戻した秀作『ナイト&デイ』ジェームズ・マンゴールドが担当するそうだが果たしてどうなる事やら…。