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『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(2016年) -★☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: Jack Reacher: Never Go Back
時間: 118分
製作: 2016年 アメリカ
脚本 エドワード・ズウィック マーシャル・ハースコビッツ
出演 トム・クルーズ(ジャック・リーチャー)
    コビー・スマルダース(スーザン・ターナー
    ダニカ・ヤロシュ(サマンサ)
    オルディス・ホッジ(エスピン)
    ロバート・ネッパー(ハークネス)
    パトリック・ヒューシンガー(ハンター)
    マダリン・ホーチャー(リーチ)
    ロバート・カトリーニ(モアクロフト)
    ジェシカ・ストループ(サリバン)

あらすじ

アメリカ軍のエリート秘密捜査官ジャック・リーチャーは、現在はたったひとりで街から街へと放浪の旅を続けている。ある日、ケンカ騒ぎの末に保安官に連行されそうになったリーチャーは、この騒動が何者かによって仕組まれたものだと気づく。元同僚のターナー少佐に会うため軍を訪れると、ターナーはスパイ容疑をかけられ逮捕されていた。ターナーを救い出したリーチャーは、軍内部に不審な動きがあることを知り、真相を探り出そうとするが…。

告映像

感想

ようやく始動した『トップガン2』やスタントで負傷し公開延期が囁かれている『ミッション・インポッシブル』第6弾、大コケした『ハムナプトラ』のリブート作、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の続編に加え、同作の監督であるダグ・リーマンと組んだ『バリー・シール アメリカをはめた男』と出演作が引っ切り無しなトム・クルーズ主演の『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』を鑑賞。

全世界でスマッシュヒットを記録し日本では『アウトロー』の邦題で公開された元凄腕捜査官「ジャック・リーチャー」の活躍を描く同名小説を原作としたシリーズ第2弾であり、監督は『ラストサムライ』でタッグを組んだエドワード・ズウィックが担当。
一作目はストイックな作風とリアル志向のアクション、そして事件の真相を探るサスペンス物として見応えがあったのですが、本作にそれを期待するとガッカリさせられること請け合い。

原作は読んだことがないので、そちらに準じているのかもしれませんが、あんなに女っ毛が無かったジャック・リーチャーが初っ端から美人な女性軍人にナンパ染みた電話をしてキャラ崩壊したかと思えば、アクションやサスペンス要素を犠牲にして描かれる謎の「疑似家族ドラマ」も安っぽすぎて意味不明。

例の少女にしたってプロの尾行を察知したり暗殺者の追跡を退けるなど思わせぶりなキャラ付けてをしておきながら、あんなオチにするってスタッフは結局何がしたかったわけ?。
つうか注意されたにも拘わらず凡ミスを連発して足を引っ張るもんだから観ていて終始イライラさせられたよ。

『ブラックハット』の一発必中捜査官を演じたホルト・マッキャラニーや、『プリズン・ブレイク』でお馴染みのロバート・ネッパー(吹き替えは勿論、若本規夫さん!!)など、演者は良いところを揃えているのに、事件やその裏に隠された真相に捻りが無く、ハイライトと言えるようなアクションも皆無で、全体のクオリティを含め「テレビ映画」のような微妙な作品でした。