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『インクレディブル・ハルク』 ★★★☆☆

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原題 THE INCREDIBLE HULK
製作 2008年
時間 112分 アメリ
監督 ルイ・レテリエ
原作 ジャック・カービー 、スタン・リー
脚本 ザック・ペン
音楽 クレイグ・アームストロング
出演 エドワード・ノートン(ブルース・バナー)
  リヴ・タイラー(ベティ・ロス)
  ティム・ロス(エミル・ブロンスキー)
  ティム・ブレイク・ネルソン(サミュエル・スターンズ)
  タイ・バーレル(レナード)
  ウィリアム・ハート(ロス将軍)
  ピーター・メンサー(-)
  ルー・フェリグノ(-)
  ポール・ソールズ(-)
  ヒクソン・グレイシー(-)
  スタン・リー(-)
  ロバート・ダウニー・Jr(トニー・スターク)

あらすじ

ある事件により人目を避け、見知らぬ土地で暮らすブルース・バナー。
彼を執拗に追い続けるロス将軍は遂にブルースの潜伏先を突き止め、エミル・ブロンスキー率いる精鋭部隊を送り込む、追い詰められ感情が高ぶったブルースは突如として緑色の巨人"ハルク"に変身する。
これこそがブルースの体に秘められた秘密であり、ロス将軍が付狙う理由だった…。

感想

アン・リー版『ハルク』が私的にかな~り微妙だったので今回は期待していたのですが…うむむっ。どうにも微妙でした(笑)。

監督はルイ・レテリエですのでアクション・人間ドラマ共に上手い事やっていたのですが、やはりハルクに変身してからのCG然としたアクションはリアリティが無いですね。

ハルクに変身したブルースと生身(正確にはドーピングしているが)のブロンスキーとの戦いは斬新で面白かったのですが、後半両方とも変身してしまうとただのCG映画。

一部上手いアニメーターが担当した箇所では「むむっ!!」と唸る事もありましたが、やっぱり全体的に動きがアメリカ的と言いますか、ディズニー的で重量が感じられないシーンが多々あり残念。


演者に関しては主演を務めたエドワート・ノートンに驚きました。
演技派な人ですし硬派な作品のイメージが強かったので、こういったアメコミ作品にも出ると言う意外性が良かったです。
もう変身とかしないで生身でリヴ・タイラーとのロマンス物で一本撮っても良かったんじゃね?(笑)。

あとはヤミル・ブロンスキー役のティム・ロスがオッサン臭全開で渋格好良かった!!。
なんであんなグロくなっちゃうのさorz。
序盤~中盤の生身のままでハルクとのタイマンがむっちゃ良かったのに…。

こんな演技派の人達をCGに置き替えてしまうなんてすごい豪華な使い方(てか勿体無い!!)。
ウィリアム・ハートまで出てるし、こんなキャスティング普通の映画でだって揃えられないですよ。

ラストにはロバート・ダウニー・Jrが『アイアンマン』のトニー・スターク役でカメオ出演していましたし、『ハルク』自体も無茶苦茶続編匂わせる終わり方。
同じ世界観って事は次回はアイアンマンVSハルクとかやるんですかね(苦笑)。


P.S.
『ハンコック』『ウォンテッド』に続いてこの作品にも声優業界のタレント汚染が進行して来ました。
何故エドワート・ノートン平田広明さんを差し置いて水嶋ヒロになる?。
可笑しいでしょ?。どう考えても。
こんな事したって作品にも担当した人にもプラスにならんと思うがね…。