旧いまここにあるもの

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更地や建築現場を見ていると色々考えてしまう。

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近所を歩いていてふと新築の家やマンション・商業施設なんかを目にした時、
"其処に昔何があったか"
正確に思い出せる人がどれだけ居るだろうか?。
 
無論、自分の家や印象的なお店なら多分一生忘れないだろうが意識しなければ大概は忘却の彼方だと思う。
私は更地や建築現場なんかを見掛けると、まず初めに昔そこに何があったか思い出そうとしてみる。
案の定忘れ去っているか、ぼんやりとしたイメージしか出て来ないんだけどね(苦笑)。
 
数週間前まで其処にあった見慣れた風景の筈なのに明確なビジョンを留めていないのだから人の記憶というのは実に曖昧だ。
「記憶は移ろうもの」
という例えがあるが、この時ほどそれを強く感じる事はない。
多分、通勤・通学など毎日観る風景だと日々記憶が上書きされていくのでより顕著だと思う。
 
ふとそれを故人に当て嵌めた時、自分がどれだけその人の事を正確に覚えているか?と疑問を抱く事がある。
どれだけ親しい人でも、どんなに愛した人でも、
記憶はきっと改変されてしまっているのだろう。
だからこそ人は写真や映像といった形で「思い出」を残すんだろうなぁ…。
 
 
と柄にもなくセンチな記事を書いて
「コイツ何かあったんじゃね?」
とか思われそうですが、
これは昨夜観た空の境界」終章 / 空の境界の影響をモロに受けただけなので心配無用ですww。