劇場公開から11ヵ月の時を経て遂にDVD&Blu-rayでリリースされた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
各店の特典を見比べた結果、私はアニメイトで「限定パック」を購入。
アニメイトオリジナル特典と合わせると凄い質量(汗)。
こちらが外観でNERVのトランクケースをイメージしており取っ手部分には「シリアルNo入りプレート」が付いてます。
素材はプラスチックですが、なかなか凝った作り。
ケースの中には
「一般販売分と同仕様のBlu-ray」
「劇場パンフレットの縮刷版」
「パスケース」
「システム手帳」
が収められています。
こちらがシステム手帳ですが予想以上に凝っていてビックリ。
実用にも耐えうる作りだと思われますが、其処は勿体なくて使えません(笑)。
こちらも普通に使えそうですが、其処は勿体ないので…(笑)。
パッケージは『破』のパーソナルカラーであるオレンジを基調としたシンプルな作り。
パッケージ内には初回特典の「上映フィルム」と「ブックレット」。
そして全記録全集とフリクリBD-BOXの「チラシ」も封入されていました。
このブックレットが意外にも新情報が多くて侮れません。
クライマックスの初号機が「疑似シン化第1覚醒形態」とか意味深過ぎる名称で掲載されていて興奮しました(笑)。
早速BDを再生してまず驚いたのがトップメニュー。
『序』は鉄塔と虹でしたが『破』は木漏れ日。
このチョイスが個人的にはかなり意外でした。
本編の方はデジタルマスターとあってとにかく鮮やかで、ありきたりな表現ですが凄く綺麗です!!。
両者の奇々怪々な形状だったり、どんな動きしていたのかなどなど新たな発見の連続でした。
映像特典には予告&TVスポット・メイキングに加え、
箱根で上映された「NOGUCHI ver.」のクライマックス、更にアニメ作品としては異例の削除シーンを収録。
この特典映像とブックレットの解説によって初めて「NOGUCHI ver.」がクライマックスに効果音が加わった物である事が判明しました。
このシーンは本来セリフと挿入歌以外の音を一切カットしているそうなのですが、其処にTVシリーズからエヴァの音作りに携わっている野口透さんによる効果音が加えられた事から「NOGUCHI ver.」と呼ばれていた様です。
それと非常に興味深かったのが削除シーンでして、
実写映画ではこういった映像はよく見掛けるのですが、アニメではまずお目に掛かれません。
どれも1分弱の短いシーンですが、これを加味すると本編の印象がまた変わります。
(レイに対して嫉妬から来たと思われるキツイ言葉を放つリツコさんはやはりゲンドウに好意を抱いているのだうか?)
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今回自宅で改めて『破』を観て私が感じたのは、この作品はかつてのエヴァを肯定し続ける人も否定してしまった人も一度は観るべき傑作であるという事です。
TVシリーズ第壱話~第六話までの流れに則って作られた『序』に対し、『破』は新たなキャラクター・新たなエヴァ・そして新たな展開で「エヴァンゲリオン」というかつての物語を乗り越え新たなステージに進む転換点と言える物になっています。
ストーリーラインこそ第八話~第拾九話を踏襲していますが、キャラクターの立ち位置や行動・他人との関わり方が少しずつ変化しそれが大きなうねりとなって感動と興奮のクライマックスへ雪崩れ込んで行く…。
ストーリーラインこそ第八話~第拾九話を踏襲していますが、キャラクターの立ち位置や行動・他人との関わり方が少しずつ変化しそれが大きなうねりとなって感動と興奮のクライマックスへ雪崩れ込んで行く…。
かつては怖い事・嫌な事から逃げていたシンジがレイを守る為に自らの意思で初号機を覚醒させ「私が消えても代わりはいるもの」というレイの言葉を「違う!!」と否定し傷付きながらも必死に助けようとする姿。
恐怖や逃避の為の叫びが殆どだった『旧世紀版』とは一線を画す、自らの意思で前に進む為の力強く頼もしいとすら思える叫び声を聞いた時、全身に鳥肌が立ち目頭が熱くなった事は言うまでもありません。
恐怖や逃避の為の叫びが殆どだった『旧世紀版』とは一線を画す、自らの意思で前に進む為の力強く頼もしいとすら思える叫び声を聞いた時、全身に鳥肌が立ち目頭が熱くなった事は言うまでもありません。
『序』『破』を経て本当の意味で破壊された「ヱヴァ」が次回作『Q』でどの様な方向へ向かうのか?。
現状では公開時期や制作状況など全く情報が入って来ませんが、このBDと夏に出ると言う「全記録全集」があればそんな時間も暫くは耐える事が出来そうです(笑)。
現状では公開時期や制作状況など全く情報が入って来ませんが、このBDと夏に出ると言う「全記録全集」があればそんな時間も暫くは耐える事が出来そうです(笑)。