旧いまここにあるもの

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原作:TYPE-MOON 作画:佐々木少年 『真月譚 月姫』 第10巻 (電撃コミックス)

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黒歴史となったTVアニメと同時に始まったコミカライズ版『真月譚 月姫』が足掛け7年という長期連載の末、遂に大団円を迎えました。
 
前巻でラスボス・ネロを倒してしまったので今回は一巻丸々(正確には間に脱力系ショートコーナーを挿みますが)志貴とアルクェイドのエピローグ。 
稀代の殺人鬼と吸血鬼の真祖が織り成すまるで夢の様な物語の結末は切なくもあり暖かい余韻を残します。
 
これはハッピーエンド?。
それともバッドエンド?。
 
捉え方によってどちらとも解釈出来るラストシーンですが、
志貴の残した
「俺たちは生きてるだけで幸せなんだ」
という言葉は、
死の匂いに満ちた物語だからこそ口先だけでは無い重みを感じる事が出来、7年間の物語を締め括るに相応しい台詞になっていたと思います。
 
7年間この作品を描き続け、素晴らしいラストを迎えさせてくれた佐々木先生に拍手!!。
次はアニメ化が発表された『Fate/Zero』のコミカライズとかしてくれないかなぁ~。