初代より確実にテンポが良くなっていて「初っ端から詰め込み過ぎだろ!!」ってな感じで圧倒されました。
当麻と瀬文の掛け合いは真山と柴田とは違った魅力に溢れており良い意味で差別化出来ている様に感じます。
ただメンチ切って、舌打ちして、鼻くそほじりながら真犯人を追いつめる当麻と、
野々村係長や、その不倫相手のみやびといった、『ケイゾク』との繋がりを感じさせる描写にニヤリとさせられつつ、
某テレ朝の刑事ドラマの登場人物らしき面々が映ったり、今時『マトリックス』よろしく弾丸スローを真面目にやったりと、堤節が随所で炸裂!!。
業界で顔のきく堤監督ならではの馬鹿みたいに豪華な出演陣も見応えがあります!!。
第１話は『ブラッティ・マンデイ』よろしく「魔弾の射手」というサブタイでしたが、要は常人離れした身体能力を持つ犯人が高速で放つテニスボール攻撃の事だったのですが、この部分を掻い摘んでサブタイにするのはいささか無理がある気がするのですが…。
というかこれ事件の本質と全く関係ねぇし!!（笑）。
最終的に神木くん演じる一（にのまえ）が犯人役の上川"アンチスパイラル"隆也さんの見せ場を全てを持っていってしまった第１話でしたが非常に密度の濃い（濃過ぎる）内容で楽しめました。
なんかスケールの大きな話になりそうなので1クールでちゃんと決着が付けられるか今から心配。
そうじゃなくても最近TVでは未完にしておいて完結編を劇場でといった姑息な商法が流行ってますからね。
まぁ久しぶりに本気になれる日本のTVドラマが出て来てくれた事は素直に嬉しいです。
２話以降もこんな感じで続けてくれたら有り難いなぁ～。
