旧いまここにあるもの

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金曜ドラマ 「SPEC(スペック) ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」 己の回 病の処方箋

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今回は初っ端からえらく真面目モードな未詳の面々。
「死んだら全て終わりです」と真山を彷彿とされる後ろ向きな台詞を呟いた当麻に、野々村係長が柴田父からの受け売りである「心臓が息の根を止めるまで真実に向かってひた走れ」と刑事魂を説く。
もしや柴田と真山の姿を当麻と瀬文に重ねたのだろうか?。
理由はともあれケイゾクファンならニヤニヤ物のシーンだった事は確かです。
 
人ん家で行き成りケンカをおっぱじめる当麻と瀬文。
ここで当麻がまさかのSPEC能力発動!!。
これは一(にのまえ)同様時間を超越しているのか?。
それとも単に並はずれた動体視力を持っているだけなのか?。
ただ彼女が推理する際に行う儀式的な行動の意味が今回ようやく理解出来ました。
 
海野の回想に登場した病を治癒する能力者の鼻フックに爆笑。
真面目なシーンを不真面目にするとは流石堤作品だ!!(笑)。
 
今回登場した謎グルメは当麻お手製の餃子入り鍋焼きうどん。
味は「しょっぱくて酸っぱくて甘ったるい」との事ですが、はちみつの一気飲みする様な味覚バカ
が作りゃそうなりますわなww。
というか煮立った鍋に顔を沈められて瀬文も災難だな…(苦笑)。
 
そしてONちゃんヤスケンの怪演遂にキター!!!!!。
病を処方する医師の正体は海野だったとは…。
 
正体がバレて対峙するシーンで「現行犯でっちあげてこの場で射殺してやろうか!!」と凄む瀬文に堺雅人のJOKERか」と挑発する海野の台詞に爆笑。
間髪いれず当麻が「みんな忘れてるよ!!」と畳み掛け、最後に「俺はTVは観ねぇ」と何だかんだでネタ元を理解している瀬文に笑いました。
 
真犯人を追い詰めながらも人命を尊重し手術を許可する瀬文。
ケイゾクの真山は手術を控える優秀な医師(殺人犯)を「人殺しは人殺しだ」と言い有無を言わさず逮捕し絶妙な後味の悪さを残したのですが、やはり今の御時世では其処まで出来ないか…。
 
海野の最後の独白は非常に印象深く、病を処方するといっても彼なりのルールに則っており願わくば人を治癒する能力が欲しかったという言葉も実に人間臭かった。
消される寸前、公安部の人間?に向かって
「僕はただでは殺されないぞ、君たちを最も苦しい病の中に取り込んでやる」
と吐き捨てる姿に私は痺れました!!。
 あんた格好良いよ!!。
 
この人今までは変な医者程度の認識だったんですが、今回の話数を観て好感度が急上昇!!。
何気に言葉の区切り方や低いトーンで囁く様に喋るなど真山(というか渡部さん)に似た雰囲気があったし、今更ながら惜しいキャラを亡くしたと思います。
 
合掌