旧いまここにあるもの

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『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~零』

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結局「起承転結」やる事になった『SPEC』最新作にしてシリーズの前日譚となる「零」が完結編「結」の公開に先駆けてON AIRされたので一応観たのですが堤幸彦の暴走にますます拍車が掛かり世界観が完全に迷子でした。
 
冗談抜きに1シーンに1回ふざけないとダメとか、この人は真面目な話が作れないのだろうか?。
ケイゾク』『IWGP』の頃は決める場所はキッチリ決めてシリアス展開もちゃんとやれたのに今はどうだ?。
ところ構わず悪ふざけを仕込んで、観ているこっちは白けまくりである。
映画泥棒のネタ"だけ"笑ったが、それ以外は全滅。
『トリック』みたいな作品であれば「味」として片付けられるが『SPEC』はそうじゃないだろ?。
 
初っ端から例のBGMや、柴田が描いた当麻の似顔絵など、『ケイゾク』ネタをぶっ込むのは良いが、真山殉職とかないわ~(;一_一)
こんな余計な追加設定してファンにケンカ売るくらいなら、ラスボスに朝倉を出せと何度言えば…。
朝倉がスペックホルダーって事にすればケイゾク/映画 Beautiful Dreamerの超展開にも説明が付いて一石二鳥なのにね。
 
今回は前日譚とあって時間軸的に瀬文さんの出番は僅かで、ほぼ当麻視点でストーリーが展開。
地居もちゃっかり登場しますが彼は相変わらず気持ち悪いですねぇ~(褒め言葉)。
 
何故かアニメイト通いでオタク度の増したニノマエは『けいおん』に嵌っているようですが、TVシリーズの頃は部屋にガンプラ置いてある程度でそんな素振り見せなかったんだけどね。
けどまぁ「一十一(ニノマエジュウイチ)」を縦に書くと「王」になったり、地井に記憶を改竄され当麻が左手を失う戦いに至るまでの経緯など、語られなかった部分に言及していたのは良かったです。
 
他にも当麻と野々村係長の馴れ染めや、謎だった未詳に行くまでの道のり。
ニノマエの偽の母親の素性といったポイントを押さえていた事も評価します。 
 
がしかし。
それ以上に雰囲気を台無しにする悪ふざけが癇に障った。
 
私自身TVシリーズの頃は熱狂しておりましたが新作をやる度に上記の理由でどんどん冷めて行き、今やどーでもよくなってしまった。
感想記事の密度の低さがその証拠。
TVシリーズ最終回の時と比べれば雲泥の差である。
 
今度やる完結編にしてもあまり期待しておらず
「レンタルで安く借りられるようになったらチェックすれば良いかな?」
程度に考えております。