私は1stシーズンの頃にリアルタイムで『TRICK』にハマった者なのですが、最近はこの作品の続編が作られる度にガッカリしています。
巨恨で無能な天才物理学者・上田と売れないマジシャン・山田のコンビが奇人変人がウヨウヨ出てくる堤幸彦ワールドの中で、自称霊能力者達のインチキを暴き「お前らのやった事は全て御見通しだ~」と事件を解決するのが面白かったのに、
2ndシーズン以降その絶妙なバランスが崩れ、濃い役者との意味不明な会話劇がメインとなり犯人のトリックを暴く謎解きサスペンス要素がおざなりになってから面白みが半減していまった様に私は感じます。
(初期の頃にはキッチリあったストーリー性や、「実は山田自身が超能力者なのではないか?」といった設定は何処へ行った?)
しかし最近。
たまたま『TRICK』のスピンオフ作品『警部補 矢部謙三』を観る機会があったのですが、これが良い意味で深夜っぽくて非常に面白かった!!。
しばらく観ない内に矢部の「カツラ」がとんでもない事になっていたのにも爆笑。
当初はただのモザイクだったのに最近は謎の生命体まで住まわせているのですね!!。
先程放送された最終話ではエンドロールで何のアナウンスもなく消えていた昔の相方・石原(どうやら演じた役者さんが芸能界を引退していたらしい)が限定復活した事に歓喜しておりました。
(まさかまた「兄ィ~」が聴けるなんて!!)
本編の方も原点回帰してくれれば言う事ないんですが、明日のスペシャル放送久しぶりに観てみようかな…。