仲間由紀恵さん、阿部寛さん、生瀬勝久さんといったメインキャストをスターダムにのし上げ、視聴率的にも大成功を収め深夜ドラマの可能性を示したエポックメイキングな作品『トリック』も今度(といっても既に公開中)の映画で遂に完結するそうな。
私は1stシーズンをリアルタイムで視聴し大嵌りしたものの、新作が発表される度に内容が薄まりすっかり興味を無くしていたのですが、そういう事ならと久方振りに観たった。
取り敢えず山田と上田が老けたなぁ～というのが第一印象でして、それもそのはずシリーズ開始から13年も経っているんですね。
ああ…何もかも皆懐かしい…。
んで肝心の本編ですが、なんつうかもう普通の2時間ドラマみたいな在り来たりなオチで「は?」って感じ。
最初の回想シーンで真犯人解ったわ…(；一_一)
例によってよくもまぁこんなバカバカしい事考え付くなってくらい次から次にネタをぶっこむんだけど、『SPEC』同様シリアスシーンにまでそれを持ち込むもんだから白けっぱなし。
ホント締める所はきちんと締めようぜ…(；一_一)
『トリック』って元々『ケイゾク』の「第5話 未来が見える男」を発展させた物語で、
[超能力者を装ったペテン師の嘘を暴きながらも、実は山田自身が超能力者なのではないか?]
という真面目な設定があるからこそ面白かったのに、2ndシーズンあたりから巨根と貧乳がふざけながら殺人事件を解決して回るだけの話になりましたよね?。
事件のトリックとかもハッキリ言ってつまんないし、やっぱり1stシーズン以外認められんわ。
この分だと件の劇場版もその辺りの謎はなーなーっぽいし、私の期待する『トリック』はとっくの昔に終了したみたいです。
