「エンドレスエイト」(14話)

■脚本：武本康弘　■絵コンテ/演出：三好一郎　■作画監督：高橋博行

ある夏の昼下がり。
妹と一緒にTVを観ながらキョンは漠然と何かが可笑しいと感じていた。
其処にハルヒから有無を言わさぬ集合命令が掛かる。
その日を境にプールにお祭りにとハルヒに連れ回されるSOS団。
一見普通の夏休みだったが、その裏では人知れず大事件が進行していた…。

と言う事で３回目の「エンドレスエイト」。
この回のハルヒはワンピースが多く肩周りが非常にセクシーです(笑)。

キョンくんそろそろ繰り返しを直感で分かって来たかな?。
と言うかこの回は杉田くんの演技が特に投げやりだった気がする(苦笑)。

ただ１人15499回目の夏休みを認識している長門さん。
いくら情報統合思念体だからって594年分も繰り返したら辟易するのだろうか?。

最終日キョンの宿題は終わらず、その事すらも次の日(繰り返し)の自分に投げ出して終了。
今回のBGMは全体的にサスペンス調の仕上がりで視聴者の不安を掻き立てます。
演出意図としてはキャラクター同士の距離感もポイントだとか。

「エンドレスエイト」(15話)

■脚本：武本康弘　■絵コンテ/演出：高雄統子　■作画監督：植野千世子

リビングで物思いに耽ていたキョンに突然ハルヒからの招集命令が入る。
急な連絡だったにも関わらずその会話内容を先読み出来てしまったキョンは「何故そんな事が分かったのか?」と自問する。
だがその答えはある晩に意外な形で明かされることとなる…。

「何時まで続くんだ?」と視聴者も感じ始めた４回目の「エンドレスエイト」(苦笑)。
作画は全体的に『けいおん!』っぽい感じでキャラの見た目がかなり可愛い。
ともすれば新手のMADですよ(爆)。

15513回目に当たる今回リビングで寛ぐキョンは寝癖で頭ボサボサで心なしか演技も疲れ気味。
繰り返しを体感出来るのはハルヒに近しい存在だけとの事ですが、とうとうキョンの妹ちゃんまで甲子園の中継でホームランになる事を予知してしまいます。

炎天下バイトを終え着ぐるみを脱いだ瞬間に「パージしたヴァーチェの気持ちがよく分かるぜ」と発言するキョン。
時事ネタ云々の前にキョンが『ガンダム00』視聴者と判明した貴重なシーン(爆)。
「射手座の日」ではガンダムにモザイク掛けたのに名詞だけなら良いのか!!(笑)。

レストランでハルヒに何も言えず訪れた夏休みの最終夜、キョンはノートに飛行機の絵を描いて終了。

この回は、野球中継の映像。プールサイドから見上げる空。みくるのシャツ。映画のワンシーン。これ等に入道雲や飛行機が意図的に組み込まれています。
演出意図としては「違和感としての雲、手がかりとしての紙飛行機が今回のテーマ」だったとの事。

「エンドレスエイト」は普通に観たら気付かないであろう細かな違いや作り込みが多いだけにスタッフ・コメンタリーとか付けてくれたらより楽しめるのでは?と思います。
Blu-ray化した際にでも入れてくれないかな～。