『涼宮ハルヒの消失』が公開され、その出来の良さから何かと引き合いに出される問題作?「エンドレスエイト」のラスト2話が収録された「涼宮ハルヒの憂鬱 5.571428 (第5巻) 」を今更ながら開封しました(汗)。
中身はこんな感じで第3巻・第4巻と連続で入っていたフィルムブックマークは今回は未封入でしたorz
「エンドレスエイト」(18話)
■脚本:武本康弘 ■絵コンテ/演出:石立太一 ■作画監督:秋竹斉一
うだる様な暑さの中、クーラーの効いたリビングでTVを観ながら寛ぐキョン。 ふとハルヒからの連絡が入る予感がし携帯を手に取るとタイミングよく招集令が下る。 えも言われぬ既視感に戸惑うキョンを余所に、涼宮ハルヒ発案による夏休み計画が実行に移されて行くのだが…。エンドレスエイトも劇中では15527回。放送では7回目を迎え男性キャスト陣の壊れっぷりがピークに達しています(笑)。
キョン役の杉田(フリーダム)智和くんのキャラクター無視のアドリブは言うまでも無く、それに触発されたかの様に古泉役の小野Dまで語尾が可笑しな事になってしまっています(苦笑)。
やたらノリノリなこの2人の掛け合いがこの回の見所と言っても過言ではないでしょう…いゃマジで(汗)。
「エンドレスエイト」(19話)
脚本:村元克彦 ■絵コンテ/演出:米田光良 ■作画監督:髙橋真梨子
「何か可笑しい」という違和感が確信に変わりつつあった夏の昼下がり。 涼宮ハルヒ恒例の思い付き企画に付き合わされ続けるキョンは長門有希からこの夏休みが既に1万回以上繰り返されているという事実を告げられる。 果たしてSOS団はハルヒを満足させ、このエンドレスサマーから無事脱出する事が出来るのだろうか…。遂に訪れた脱出の時。
「宿題が終わってねー!!」というキョンのカミングアウトがハルヒの心残りを解消してしまうというオチが実にらしいです。
最終的に勉強会を提案したキョンに主導権を握られご立腹のハルヒが「私も行くからね!!」と怒る表情が堪らなく可愛く、そしていじらしい。
結果として「エンドレスエイト」は8週に渡り同じ出来事を描き、多くの視聴者から批判を受ける事となりましたが、私としてはこの作りは「エンドレスエイト」という特異なエピソードを描く上で有りだったと思っています。
8という数字は言わずもがなエンドレスエイト(終わらない8月)の8であり、無限を意味する∞と掛けていたのでしょう。
確かにもっと少ない話数で描いても良かったかもしれませんが、8回繰り返した事でキョン達の心境と視
聴者が同調する事が出来、あの脱出した瞬間に感じるカタルシスへと繋がったのだと思います。
何気に『涼宮ハルヒの消失』において世界改変をしてしまった長門有希の行動に対する伏線にもなっていますしね。
8という数字は言わずもがなエンドレスエイト(終わらない8月)の8であり、無限を意味する∞と掛けていたのでしょう。
確かにもっと少ない話数で描いても良かったかもしれませんが、8回繰り返した事でキョン達の心境と視
聴者が同調する事が出来、あの脱出した瞬間に感じるカタルシスへと繋がったのだと思います。
何気に『涼宮ハルヒの消失』において世界改変をしてしまった長門有希の行動に対する伏線にもなっていますしね。
「エンドレスエイト」は同じ出来事を描いているとは言え作画の使い回しなどは一切なく、毎回新規作画していた訳ですから決してスタッフはサボっていた訳ではありません。
むしろ批判されると解った上でこんな面倒臭い事をやってのけたスタッフのチャレンジ精神とドMっぷりにに称賛と拍手を贈るべきです!!(笑)。
むしろ批判されると解った上でこんな面倒臭い事をやってのけたスタッフのチャレンジ精神とドMっぷりにに称賛と拍手を贈るべきです!!(笑)。
ただこれをDVDで売るのであれば今までの様に2話収録で7000円ではなく、全8話をBOX形式で収録し1万~1万5千円位の値段にしておくべきだったとは思いますがね…(苦笑)。