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広江礼威 『BLACK LAGOON』 第9集 (小学館・サンデーGXコミックス)

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永くハードだったロベルタ・リベンジ編が遂に完結。

前回から引き続きロベルタによる米特殊部隊の追跡劇にラグーン商会+αの連合チーム、更にホテルモスクワまで参戦し血と硝煙と屍が散乱する混沌とした一夜と、自らの手でロベルタを救い出す決意を固めたガルシアが最愛の人と仇である人物を前に取った最後の選択が描かれます。

私自身この話はロベルタかガルシアが死ななきゃ終わらんと思っていたのでガルシアの選らんだアノ決着のつけ方はとても意外でした。

今までは箱入りで何も出来なかったガルシアが自らの意思でロベルタを助けに動く姿と、そんな彼等や混沌としたこの状況全てを利用し最高のギャンブルに仕立て上げてしまう不謹慎なロックの対比が面白い!!。
ちょっと前まではロックもガルシア側だったのに完全にロアナプラ色に染まりましたね。
その辺りの事もファビラオにガツーンと指摘され意気消沈。
ロベルタの話だったのにラストカットは張さんに励まされるロックというのがまた…(笑)。

アクションシーンは相変わらず凄惨で血生臭いのですが一見の価値あり。
市街戦も凄いのですが、ジャングル内で最新鋭の装備で身を固めた米特殊部隊を相手にマスケット銃とフレシェット弾で挑むロベルタが格好良すぎる!!。
しかも満を持しての正装(メイドルック)とは広江さん流石です!!。

最終的にロベルタは若様やファビラオと共に隠居してしまったので今後本編には絡んでこないでしょうね。
魅力的なキャラクターだけにその辺がちと残念ですが、これ以上ロアナプラに関わると更に不幸になるか今度こそ本当に死んでしまいそうなので引き際なのかもしれません。