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TV放送にて『ミッドナイト・イーグル』を観賞。

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北アルプスに墜落した米軍のステルス爆撃機"ミッドナイト・イーグル"を巡りジャーナリスト・自衛隊・某国工作員の死闘を描いた作品でございますね。
昨夜放送したのを録画で観ました。

まぁ~印象としては雪の中でのロケ大変お疲れ様ですって感じで演者の皆様リアルに寒そうでした(笑)。
けど思ったよりは内容はちゃんとしていた気がします。
正直もっとチープなのを想像していたので…(笑)。
けど結局、山岳アクションにしたかったのか。それとも重厚な政治ドラマにしたかったのか。はたまた泣けるヒューマンドラマにしたかったのかハッキリせず、どうにも詰め込み過ぎた感は否めませんね。
やっぱり分厚い原作小説を2時間の映画に纏めるとこうなってしまうのでしょうか?。


さて以下、気付いた点を幾つか…。

まずガンエフェクトがかなり良かった!!。
日本の映画で使うモデルガンて火薬の成分の所為で赤色のマズルフラッシュが多いんですけど、たぶんこの作品は排莢のギミックを重視したモデルガンを使って、マズルフラッシュを後からCGでやったと思うんですけど、それが良かった。
あと排莢時の薬莢の音や銃声もとても好みでした。

うむ~日本映画界はどうして相手を某国工作員なんてグレーな表現でしか描けないのかね~。
『宣戦布告』や『亡国のイージス』でもその辺り映画版だと誤魔化したりして、その時点で重厚な政治映画とは言えず志が低すぎます。
何でそんなに北○鮮の顔色窺うのか理解できない。

どうしてこの手のシチュエーションだと自衛隊弱いのかね?。
仮にも自分の庭で負けるとか悲し過ぎる(苦笑)。
まぁ敵の工作員工作員で自分達の発砲で起きた雪崩に巻き込まれるかバカバカし過ぎるますし。
そんな奴等の簡単な待ち伏せで全滅する自衛隊はもっと悲し過ぎる。
敵が潜んでる可能性がある雪山の開けた場所でのほほ~んと通信とかすんなよな~(泣)。

にしても出るわ出るわ工作員
撃っても撃っても湧いて来るのはまるでゾンビ。
どうしてこれだけ入山していて気付かんのかね?。
もっと少数精鋭にした方が色々と説得力あると思うんだが…。
日本の水際どうなってるの?って心配になるわ。
RPGまで持ち込まれて、どんだけ筒抜けやねん!!(笑)。

クライマックス総理大臣が「トマホーク発射」って言ったけど「いやそれ米軍の潜水艦だから彼方に直接命令下す権限無いでしょ?」とか一番盛り上がる所でツッコミが来たのが×。

ラストも何だか『アルマゲドン』。
モニター越しの別れとか、自己犠牲で大勢の命救うとか…。
音楽までなんか儚げで、こんなあからさまにお涙頂戴にしないで欲しかったな。
もっと呆気無い方が逆に私はグッと来るんですけどね。

最後に編集長役の石黒賢さんがものすごくマンガ家の江川達也に見えたのは私だけでしょうかね?(笑)。