スタッフ&キャスト
感想
という訳で『ゴジラVSビオランテ』です。
近所のツタヤに置いてなくて観たくても観れない状態が続いていたですが、先日BSで放送されたのをHDDレコーダーが律義に録画しておいてくれて10年以上ぶりの再観賞と相成りました。
1989年公開と、かれこれ25年以上前の作品ですが良いですねぇ~。
細かな部分をツッコミ出したらきりがないのですが驚異の生命力を誇る「ゴジラ細胞」を巡る米国・中東・日本の駆け引き、遺伝子操作によって誕生した植獣ビオランテ、自衛隊VSゴジラの攻防と改めて観るとかなり大人向けな内容でビックリ。
ゴジラの活動に対して4段階で警戒体制を設けたり、自衛隊が首都東京を守る為どこでゴジラを迎え撃つか戦略を練る描写など、後のシリーズで蔑ろにされてしまったリアリティがあります。
最も、このリアル路線が地味すぎて興行的に失敗したのは事実であり、敵対怪獣のビオランテにしても設定やデザインは魅力的ながら出番が少なくイマイチ盛り上がらない。
これがもし「平成ガメラシリーズ」並のバランスで完成していれば後のVSシリーズの流れも変わっていたかもしれません。