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『イーグル・アイ』(2008年) -★★☆☆☆- (ネタばれ含む)

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原題 EAGLE EYE
製作 2008年 アメリ
時間 118分
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグエドワード・L・マクドネル
監督 D・J・カルーソー
脚本 ダン・マクダーモット 、ジョン・グレン 、トラヴィス・アダム・ライト 、ヒラリー・サイツ
音楽 ブライアン・タイラー
出演 シャイア・ラブーフ(ジェリー・ショー)
  ミシェル・モナハン(レイチェル・ホロマン)
  ロザリオ・ドーソン(ゾーイ・ペレス)
  マイケル・チクリス(カリスター)
  アンソニー・マッキー(-)
  ビリー・ボブ・ソーントン(トーマス・モーガン
  イーサン・エンブリー(-)
  アンソニー・アジジ(-)
  キャメロン・ボイス(-)

あらすじ

コピー屋に勤め賭け事で小金を稼ぎその日暮らしの生活を送るジェリー・ショー。
ある日、彼の銀行口座に身に覚えの無い大量の現金が振り込まれ、自室には山の様な武器・爆薬・軍用装備が届く。
呆然とするショーの携帯に謎の女から「30秒でFBIが到着する。早く逃げろ」と指示が入る…。

予告映像


感想

今作はスピルバーグが10数年前に構想したプロットが元となっているそうで、その所為か現代ハイテク社会の恐怖を描いている筈が一昔前のSF映画の様な内容になってしまっている。

今更AIの暴走、そして監視社会の脅威などと言われても、他作品で散々描かれているテーマなのでどうにも新鮮味を感じない…。
しかも最近観なくなったと思ったヘンテコニポンジンまで登場する始末(MASAKOツアーズとかねぇ~よ!!)。

真犯人であるAIの行動原理もイマイチで。
自分の忠告を無視し中東の民間人を誤爆し、結果テロリストの報復で多くのアメリカ市民が犠牲になった事を受けて、判断を下した米国最高機関の面々を無能と判断して排除しようとするのまでは良しとしよう。
が、それを遂行する為にどれだけのアメリカ市民を巻き込んでるだって事。
終いには子供に爆弾持たせて暗殺しようとか、およそ合理的とは思えない方法に走った。
んな事しなくてもプレデター(無人攻撃機)使って爆撃するなり、ショーやレイチェルを操った様に目標の側近を脅して殺させた方がよっぽど効率敵ではないのか?。 
最早スーパーコンピューターの判断とは思えない、実に頭の悪い回りくどいやり方に萎えてしまった。
どうにもその辺りの設定と言うか、描き方の粗さが目に付いた。

出演陣の豪華さと頑張りに比べて、脚本の粗さが目に付いてしまう。
迫力のアクション・シーン。スピーディーな展開等は良い感じなのに、どうにも随所で時代錯誤な臭いがする惜しい作品でした。