昭和初期の日本にやってきた吸血鬼ハンターの活躍を描くアクション活劇で、一見女性向けかと思いきや、そこは『スチレンヂア』でチャンバラアニメの金字塔を打ち立てP.A.WORKSで『CANAAN』を手掛けた安藤真裕監督とあって凄まじいアクションの連続で終始ニヤニヤが止まりませんでした。
『終わりのセラフ』よろしくイケメンの貴族吸血鬼たちがいたり、正体を表した吸血鬼がまんま『BLOODシリーズ』の翼手だったり、彼らを倒すと『ブレイド』っぽく灰になって消えたかと思えば、『アンダーワールド』の様な人狼と吸血鬼の対立関係が描かれる、お約束設定満載でホントたーのしー♪。
終盤のナイトシーンはライティング含め凝り凝りで、カーチェイスからなだれ込む橋の上での大立ち回りで1話目からお腹いっぱい。
今時珍しく血がバンバン噴き出るバイオレンス描写も吸血鬼ものならこれくらいやってくれないと興醒めなのでその英断に感謝!!。
最後までこのテンション&面白さが持続するかは脚本次第でしょうが、少なくともP.A.WORKSなので途中で万策尽きることはないでしょう。