三輪士郎デザインアーカイブス「Gadgetry」(パイインターナショナル)

マンガ家としてよりも最近はキャラクターデザイナーorイラストレーターとしての知名度が高い気がする三輪士郎さんのデザインアーカイブスが発売されたので『無印DOGS』時代からの古参ファンとしては迷わず購入。

何故「画集」ではなく「デザインアーカイブス」と銘打っているかと言えば、色を塗って仕上げたイラストではなく、氏が手掛けたキャラクターのデザイン画orラフ画が主体になっているから。

この点、少し注意が必要です。

ライフワークの『DOGS』に始まり、アニメ『キズナイーバー』や『ジョーカー・ゲーム』、初めてキャラデザを担当したゲーム『セブンスドラゴン』。

ゲストデザイン的な参加となった『コンクリートレボルティオ』『ロストディメンション』『刀剣乱舞』『FGO』『ガンスト』『PSO2』『FE』etc、と多くのデザインワークを収録。

逆にsupercell絡みは本紙の性質上HALとコラボした際のキャラデザと巻末にラフが数点載っているのみ。

(ちなみにコミカライズを担当した『RWBY』のイラストも作品展の集合絵にキャラが居るだけで個別掲載は無し)

三輪さんと言えば膨大なスケッチも有名?ですが、本紙にもかなりの点数が収録されており、『ナナドラ』に関しては既存のビジュアルコレクションの方が充実している一方、連載前～初期の『DOGS』絡みのスケッチはデビュー前の18～19才の頃に描かれた物までありファン垂涎。

私は持ってる一番古い三輪さんの同人誌よりも前のイラストが掲載されていたのは嬉しい誤算。

出版社さんイイ仕事してます。

前書きでここ最近停滞気味だった『DOGS』の完結宣言もしているので、ファンとしてはそちらの進捗も期待したいところ。

あわよくばドラマCD～OVAの超豪華キャスト陣続投によるテレビアニメ化も…。

旧いまここにあるもの