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太田垣康男 「機動戦士ガンダム サンダーボルト 第9集」 (ビッグ コミックス スペシャル・小学館)

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間もなくアニメ2ndシーズンの配信が始まる『機動戦士ガンダム サンダーボルト』原作コミック第9集。
「スパルタン」のペーパークラフト付き限定版もあったようですが別段惹かれないので大人しく通常版を購入。

アニメは1stシーズン同様、小出しに分割配信をした後でディレクターズカット版をイベント上映する流れだそうですが、完全版が後にパッケージングされるのに1話800円もする配信版を買う人っているのかね?。

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サイコ・ザクパイロットを密かにスカウトする南洋同盟の動きを牽制すべく「水上都市リグ」に対し抜き打ち査察を行う連邦の強襲揚陸艦スパルタン。
散発的な衝突によって民間人への被害が拡大する中、レヴァン・フウの呼び掛けに呼応した人々が連邦の包囲網を搔い潜り脱出を試みる。

今回は全編通して家族や仲間を守りながら生き延びようともがくリグの住人にスポットが当てられており、大義の為にはそれらの犠牲も厭わない連邦軍がともすれば悪役チックに描かれています。
完全にラスボスなイオ・フレミングが駆るアトラスガンダムの執拗な追撃を逃れ、南洋同盟の基地へと辿り着いた彼らがサイコ・ザクを手にした時、新たなる混乱を生み出すのか、それとも…。

ラストは捕虜となったクロ―ディアや南洋同盟のシンパの描写で締め括られており、この分だと次巻はジオンサイドのエピソードになりそうです。