旧いまここにあるもの

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金ローで『さらば あぶない刑事』を観た。

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TVシリーズはリアルタイムで観ていませんが再放送だったり、ハリウッド的なスケール感を目指した『リターンズ』とか、庵野さんが何故かモブで出ている『フォーエバー』の頃に地味に嵌っていた私が金ローで放送された『さらば あぶない刑事』 を鑑賞。

ぶっちゃけ内輪ネタで盛り上がるだけの酷い脚本と、リアリティなんて欠片も無いアクションの連発で、こんなんよく劇場で流したなというのが率直な感想。
「『あぶ刑事』ってそういうもんじゃん」と言ってしまえばそれまでですが、良くも悪くもかつてのファンを同窓会的に楽しませる為だけに作ってる感じで、それ以上の物は望めません。

個人的に終盤で三下に銃を突き付けられてピンチなユージの下に、バイクにまたがったタカが駆け付けるお約束のシーンで、遥か前方のしかも格子つきの建物内に居るユージに拳銃をパスする「編集ミス」を疑うレベルの無茶苦茶なアクションが炸裂した時は開いた口が塞がりませんでした。

持ちネタのシンバルキックまで披露するボスキャラの吉川晃司さんとの最後の一騎打ちにしても、横浜からどっか地方の港に行き成りワープして、よく分からない曲芸を見せ合う緊張感の欠片もないゆる~い銃撃戦に終始して「なんじゃこりゃ?」状態。

このシリーズも「終わる終わる詐欺」の常習犯で、毎回舘さんと柴田さんが「もう走るのが辛い」とインタビューで漏らし「これが最後」と言っておきながらズルズル新作を作っているので、数年後にはトオルをいびりにひょっこり港署に戻ってきそうな気がします。