今期は続き物が多く『デュラララ!!』『WORKING!!!』『ガッチャマンクラウズ』『のんのんびより』も継続視聴中。
継続と言えば差し替えで特番が放送された『血界戦線』の最終回は何時放送できるのだろうか?。
そして1話目から万策尽きた『ゴッドイーター』は無事スタートを切れるのだろうか?。
予告の印象からもっとシリアスな物語だと思っていたのですが、蓋を開けてみれば5秒間相手の体を乗っ取るギアス特殊能力を手に入れた赤字のテーマパークを立て直しそうな主人公がその力を使いテストでカンニングしまくって進学校に入学し可愛い彼女をものにしようとする姿を滑稽に描くギャグでした(苦笑)。
切っ掛け作りの為にトラックを事故らせるなど、ここまで自己中な主人公が未だかつて居ただろうか?。
後半はそんなゲスい主人公が尻尾を掴まれ、同じ様な力を持つ人間を集めた学校に強制転校させられるのですが、クオリティの高い映像でバカバカしい展開をテンポよく見せる演出が秀逸。
止まれない瞬間移動(物理)や、任意の相手の視界から消える力など、それぞれ微妙に欠点がある能力も面白く、キャラクターの個性も際立っており掴みの話数としてはほぼ完璧。
1話は終始ギャグテイストでしたが、麻枝さんの事ですから最後は確実に泣かせにくるでしょうね。
今度はみんな幸せなハッピーエンドだと良いなぁ…。
キャストも渋いところを揃えており人気取りのアイドル声優は不在という潔さ。
日本刀の使い手であるニコラスが耳が聞こえないという設定で、それを踏まえた津田健次郎さんの演技にも驚かされました。
萌えが氾濫するアニメ業界に一石を投じるような尖がったタイトルで、こういう原作をチョイスしてくれたスタッフに1アニメファンとして感謝したい。
この流れに乗って三輪士郎さんの『DOGS』もアニメ化してくれないかなぁ…。
少女マンガ原作は殆ど切ってしまうのですが『赤髪の白雪姫』は『桜蘭高校ホスト部』で実績のあるボンズ制作×『ストレンヂア』から『花咲くいろは』まで幅広い作品を手掛ける安藤真裕さんが監督とあって期待しておりました。
スタッフの布陣が『ノラガミ』とほぼ同じというのもポイント高し。
第1話はタイトル通り「白雪姫」の物語を下敷きに真っ赤な髪を持つ少女とやんちゃな王子が出会うド直球な王道ガール・ミーツ・ボーイ展開となっており、ヒロイン&主人公声優筆頭の早見さんと逢坂くんに加え、福山潤くんの見事な三下演技など配役も魅力的。
反骨精神の塊である浅野さんならその辺りもガッツリ踏み込んでいそうですが果たして?。
例によってサービスシーン満載ですがBDを売る為に自主規制という名目で謎の湯気や光や画面差し替えで何が何だか解らなくする作品と違い、出し惜しみしないスタッフの姿勢には好感が持てます。
いいぞもっとやれ!!(本音)。