ヒッキーな主人公がお人好しな銀髪美少女と出会うまではテンプレ展開だったのですが、彼女の探し物を探す過程で血生臭い殺人現場に遭遇し、潜んでいた犯人に2人が刺し殺されてから物語は急転直下。
前記の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』よろしく時間が巻き戻りまた同じ1日が始まるのですが、そこから別ルートを辿る二週目と、最初に出会った少女と最悪の形で再会する三週目の演出がなかなか秀逸で思わず見入ってしまいました。
一切説明されない主人公が異世界に召喚されたプロセスや、あれだけ察しが良いのに何故ループしている事には気付かないのか?といった疑問は残るものの、初回1時間という特殊なフォーマットを十二分に生かし次回へ繋げる構成力など、スタッフがきちんと作品に取り組んでいる事が伝わってきて好印象。
ループ物は外れが少ないですし、これはひょっとすると、ひょっとするかも?。