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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年) -★★★★☆-

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スタッフ&キャスト

原題: Mad Max: Fury Road
製作: 2015年 アメリ
時間: 120分
脚本 ジョージ・ミラー ブレンダン・マッカーシー ニコ・ラザウリス
音楽: ジャンキー・XL
出演 トム・ハーディ(マックス)
    シャーリーズ・セロン(フュリオサ大隊長
    ニコラス・ホルト(ニュークス)
    ヒュー・キース=バーン(イモータン・ジョー)
    ゾーイ・クラビッツ(トースト)
    ロージー・ハンティントン=ホワイトレイ(スプレンディド)
    ライリー・キーオ(ケイパブル)
    アビー・リー(ザ・ダグ)
    コートニー・イートンフラジール
    ジョシュ・ヘルマン(スリット)
    ネイサン・ジョーンズ(エレクタス)

あらすじ

資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した世界。
愛する者を奪われ、荒野をさまようマックスは、砂漠を支配する凶悪なイモータン・ジョーの軍団に捕らえられる。
だがジョーの配下の女戦士フュリオサの反乱に乗じて砦を脱出、彼女と彼女がジョーの下から救い出した5人の女性たちと共にマックスは「緑の地」を目指すのだが…

予告映像

感想


「V8!!、V8!!、V8!!」

ジョージ・ミラーを称えよ!!!!」

という訳でシリーズの創始者ジョージ・ミラーが直々にメガホンを取り、大方の予想を裏切って批評家・観客双方から絶賛されメガヒットを記録した『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を鑑賞。
例によって日本語吹き替えは素人が混ざった残念仕様ですが、邦題に関しては近年稀に見る秀逸なタイトルで担当したスタッフのセンスに拍手を送りたい。

映画本編はダラけるだけの説明パートを冒頭でサクッと処理し後はエンジン全開でラストまで突っ走る!!。
2時間ほぼ砂漠を爆走しているだけなのに確りとしたドラマが盛り込まれ、僅かなセリフや仕草から読み取れる登場人物たちのバックボーンや、言葉以上に多くを物語るビジュアルイメージによって観る者の脳内で作品の世界は限りなく広がって行く。

そして本作の見所である「CGなんてクソくらえ!!」なカーアクションの数々はまさしくMAD(狂気)MAX!!。
車の先頭に主人公を縛り付けて爆走したり、スピーカー満載のトラックの上で炎の出るギターを掻き鳴らしたり、高速で走る車の上を棒を使って飛び跳ねたり、重量級のオフロードカーが宙を舞ったりと、頭がどうかしてるとしか思えない!!(褒め言葉)。

個性豊かな改造車とド派手なクラッシュシーンの連続に終始アドレナリンが出っ放しで、70歳にしてこれほどまでにパワフルな作品を作り上げてしまうジョージ・ミラーの才能にただただ脱帽
知能指数ゼロなアクション映画と思いきや巧みな伏線や終盤に待ち受ける意外な展開など噂に違わぬ傑作で、マックスの肩を銃架にして狙撃するフュリオサなど絵になるシーンも非常に多く満足度がすこぶる高い。
う~む。BD買おうかな…。

ちなみに巷では丸坊主で挑んだシャーリーズ・セロンが話題ですが、キャラ的にはニコラス・ホルト演じるニュークス推し。
彼は間違いなく本作の萌え担当ですよ(笑)。