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『ニード・フォー・スピード』(2014年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: Need for Speed
製作: 2014年 アメリ
時間: 131
脚本: ジョージ・ゲイティンズ
音楽: ネイサン・ファースト
出演: アーロン・ポール(トビー・マーシャル)
      ドミニク・クーパー(ディーノ・ブルースター)
    イモージェン・プーツ(ジュリア・マッドン)
    マイケル・キートン(ザ・モナーク)
      ラモン・ロドリゲス(ジョー・ペック)
    スコット・メスカディ(ベニー)
      ラミ・マレック(フィン)
    ハリソン・ギルバートソン(リトル・ピート)
    ダコタ・ジョンソン(アニー)
    スティービー・レイ・ダリモア(ビル・イングラム

あらすじ

凄腕のメカニックで天才的なドライビングテクニックを持つトビーは、親友を死に追いやり、無実の罪で自分を陥れたディーノに復讐するため、チューンナップされたスーパーカーが公道を走るストリートレースに出場する。
法もルールも存在せず、勝つためには手段を選ばないライバルたちやトビー逮捕に執念を燃やす警察に追われながらも、トビーはゴールを目指すが…。

予告映像

感想

同名人気レースゲームを『ネイビーシールズ(Act of Valor)』のスコット・ワウ監督が実写化した『ニード・フォー・スピード』を観る。
物語はレース中に親友を殺され、その罪を着せられた凄腕ドライバーの主人公が復讐の為、真犯人が参加する非合法のストリートレース出場を目指すというもの。
 
ハリウッドのカーアクションと言えば現在『ワイルドスピードシリーズ』の一強状態ですが、リアリティ皆無で食傷気味なあのシリーズとは違いCGに頼らず「本物」に拘った迫力の映像は一見の価値あり。
クラッシュシーンなんて、単なる事故映像です(苦笑)。
 
カーアクションの完成度が高い半面、テンポの悪い展開やカタルシスに乏しい結末など娯楽作品としてはいまひとつ盛り上がらない。
ヒロインとのロマンスやロードムービー的な要素も申し訳程度だし、主人公を嵌めた黒幕も色々と詰めが甘くてぶっちゃけ小者にしか見えないときたもんだ。
 
この内容で本編2時間越えはどう考えても長すぎるし、それでいて物語に深みがないというのも致命的。
脚本を練り込みきちんと人間ドラマを描くか、または無駄な要素を削り1時間40分くらいに纏めていれば、もっと良くなったと思うのだが…。