京アニの『無彩限のファントム・ワールド』とP.A.WORKSの『ハルチカ』が同日放送で胸熱だった。

例年に比べ緩やかな2016年最初の新番組攻勢。

よもや京アニとP.A.WORKSの新作が同日放送になるとは思わなんだ。

京アニ恒例の自社レーベルから発刊されているラノベをセルフアニメ化した『無彩限のファントム・ワールド』。

長ったらしいタイトルとか、変な読みとかしないだけ潔く感じますが、内容は至って「ラノベ」な感じで京アニじゃなければ軽くスルーしていたかもしれません。

体裁としてはとある事故を切っ掛けに幻とされてきた存在が現実世界に影響を及ぼし始め、それに対抗するために集められた生徒たちが戦う学園バトルファンタジーなのですが、快活系居乳ヒロインの胸が「お前ノーブラだろ!!」ってくらい揺れまくった挙句、自分で揉みしだいたり何の脈絡もなくリンボーダンスさせられて「なんじゃこりゃ」状態。

胸が大きすぎて危うくリタイアしそうになったその時

「胸を弾ませて一番低くなった時に通り抜けるのか!!」

ってアホかwwww。

無駄に滑らかな作画と、舐める様なねっとりカメラワークでその姿を見せられて、こんなサービスシーンを入れ込む京アニ作品初めて観ました。

『凪のあすから』→『グラスリップ』→『SHIROBAKO』→『シャーロット』と名作と珍作を交互に発表するP.A.WORKS最新作は同名の推理小説シリーズの映像化。

ジャンルとしては学園ミステリーとの事ですが、第一話はスポーツ万能なヒロインが吹奏楽に転身し顧問のイケメン教師に一目惚れしてやる気出したら幼馴染の美少年に「先生が好きなのはお前だけじゃない」的な感じでライバル宣言をされるという衝撃展開。

えっと…これ少女マンガじゃないよね?。

『棺姫のチャイカ』の原作イラストで知られる、なまにくATKさんのキャラを含めミステリーなイメージとは程遠いのですが、人死になど殺伐としたものではなく日常の中の謎を解き明かしていく作風は『氷菓』に近いかもしれません。

小見川ちゃん、花江くん、千菅ちゃんなど、P.A.WORKSゆかりのキャストが再登板している点にも注目しつつ、２話以降もチェックして行こうと思います。