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『PARKER/パーカー』(2013年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: Parker
製作: 2013年 アメリ
時間: 118分
脚本 ジョン・J・マクローリン
音楽: デビッド・バックリー
出演 ジェイソン・ステイサム(パーカー)
    クリフトン・コリンズ・Jr.
    ウェンデル・ピアース
    マイケル・チクリス(メランダー)

あらすじ

プロフェッショナルな強盗として闇社会に生きるパーカーは、同じ目的のために集まった4人組と組んで150万ドルの強盗に成功する。
しかし、4人組はパーカーに瀕死の重傷を負わせ、分け前を奪って逃走。
なんとか一命を取りとめたパーカーは復讐に乗り出すが、その背後には恐ろしい刺客が迫っていた…

予告映像

感想

メル・ギブソン主演の『ペイバック』で一度映画化されたリチャード・スターク原作『悪党パーカー』シリーズが今度はステイサム主演で映画化。
大仕事の後で仲間に裏切られ金を奪われ重傷を負った昔気質の義理堅い強盗パーカーの復讐劇である。

この手の映画では強盗として凄腕の主人公が脅されて仕事をやらされるというパターンが主なのだが、こちらは裏切った奴らを泳がせ強盗が終わったところでその金を奪うというスタンスなのが目新しい。

撃たれても死なず、刺客と戦ってもしぶとく生き残るパーカーは正に不死身で、悪党どもを容赦なくぶっ殺していく様も清々しい。
その一方で善人に対しては常に紳士で、過呼吸になった人質を優しくなだめたり、自分を助けてくれた老夫婦への恩を忘れずラストできっちりお礼をするなどニヤリとさせられる。

プロの殺し屋が弱過ぎたり、失敗したのに次が送り込まれてこないなど、アクション要素は強くないが手際のよいパーカーの仕事っぷりを含め手堅く纏まった一作。
ステイサムが冒頭で披露した神父コスもなかなか新鮮でした。