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『アメイジング・スパイダーマン』(2012年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: THE AMAZING SPIDER-MAN
製作: 2012年 アメリ
時間: 136分
出演: アンドリュー・ガーフィールド(ピーター・パーカー/スパイダーマン
    エマ・ストーン(グウェン・ステイシー)
    リス・エヴァンス(カート・コナーズ博士)
    デニス・リアリー(キャプテン・ステイシー)
    キャンベル・スコット(リチャード・パーカー)
    イルファン・カーン(ラダ博士)
    マーティン・シーン(ベン・パーカー)
    サリー・フィールド(メイ・パーカー)

あらすじ

 8歳の時に家族と離れ離れになり以来、伯父夫婦のもとで育てられた高校生のピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)はある日、物置で父のブリーフケースを発見し、そこに残された手掛かりから共同研究者だったコナーズ博士(リス・エヴァンス)のもとを訪ねる。
だがピーターは彼の研究室で特殊なクモに噛まれ、その結果超人的な能力を手に入れてしまう…。

予告映像

感想

続編の封切りに合わせて金ローで放送された『アメイジングスパイダーマン』を録画観賞。
サム・ライミ版の三部作をリセットし新たにリブートされた本作の監督に抜擢されたの『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ。
 
全体の印象としてはアメコミ・ヒーロー・ムービーとして手堅く纏めたなという印象。
クモに噛まれてパワーアップするという流れは以前のシリーズと同じだが、主人公がスーツやガジェットをこつこつ自作するなど今回はより手作り感が増している。
 
学校でハブられ気味の主人公が力を手に入れ舞い上がった結果大きな過ちを犯し、どん底から真のヒーローとして立ち直っていくというテンプレ展開はまぁ良いとしよう。
だが敵討ちで始めたはずが途中からその事を忘れ可愛い彼女とイチャイチャしだしたのはハッキリ言って気に食わない。
「お前の所為で未亡人になってしまったおばさんを無視して何やってるんだ!!」と怒りを覚えるし、どのタイミングでフラグが立ったか解らない彼女も彼の正体をあっさり受け入れるなど、ところどころ違和感を覚える。
 
クモ男VSトカゲ男という絵面がクレイジー過ぎるクライマックに関してもご都合主義すぎて「おいおい」と思ったが、敵を倒して(殺して)「ちゃんちゃん」と終わらずエピローグで一捻り加えたのはドラマとしての深みが増していて良かったと思う。
ただここでも男と男の約束をあっさり反故にする主人公の意思の弱さが露呈。
まぁあそこまで露骨に避けなくても良いとは思うが、復讐の件といいなんか軽いよね。
 
失踪した父の謎やおじさんの仇の行方。
そして新たな敵の影など続編ありきの幕引きでしたが、ヒーロー映画or新シリーズ第1弾としては取り敢えず及第点の出来といった所でしょうか?。
スタッフ・キャスト共に続投した『アメイジングスパイダーマン2』はなかなか評判が良いみたいなので、機会があればチェックしたいと思います。