スタッフ&キャスト
原題: Faces in the Crowd
製作: 2011年 アメリカ・フランス・カナダ
時間: 102分
監督: ジュリアン・マニャ
脚本: ジュリアン・マニャ
音楽: ジョン・マッカーシー
出演: ミラ・ジョボビッチ(アンナ)
ジュリアン・マクマホン(ケレスト)
サラ・ウェイン・キャリーズ(フランシーン)
マイケル・シャンクス(ブライス)
デビッド・アトラッキ(ラニヨン)
セバスチャン・ロバーツ(ラニヨン/浮浪者)
マリアンヌ・フェイスフル(ランゲンカンプ医師)
あらすじ
恋人と順風満帆な生活を送っていた小学校教師のアンナはある日、女性ばかりを狙う連続殺人鬼の犯行現場を目撃。
犯人に追いかけられ川に転落したアンナは一命を取り留めるが、その時のショックで人の顔が判別できない「相貌失認」という状態に陥ってしまう。
目撃したはずの男の顔もわからなくなってしまったアンナに犯人の影が忍び寄る…。
予告映像
感想
本国ではDVDスルーになったそうですが、それも肯けるミラ・ジョヴォヴィッチ主演の凡作サスペンス。
女性ばかりを狙う連続殺人鬼の犯行を目撃するも逃げる過程で頭部を強打。
「失顔症」になり友人・家族・犯人の見分けがつかなくなってしまった主人公の恐怖を描くのですが、特異な症例を持ち出しておきながら、どこにでもあるテレビドラマ展開を淡々と見せられるので脱力感が半端ない。
軽率過ぎるミラ・ジョヴォヴィッチの行動にも終始イライラし、旦那と喧嘩した矢先、唯一顔を認識できる刑事にコロッと流され一夜を共にした挙句あのオチって…(;一_一)
それで「愛」とか「何言ってんの?」って感じですよ。
犯人も最初に出てきた時点で見当がつくレベルだし、そもそも人の顔が認識できないから衣服や特徴で推察しようって親しい人間なら声で判断できるだろ?。
面と向かって会話してる恋人が入れ替わって何で気付かないんだよ(苦笑)。
『メメント』ぐらい上手くやれとは言わないが完全に設定負けで、ミラ・ジョヴォヴィッチファン以外は観る価値のない映画でした。