という訳で昨日、特番枠で放送された実写版『あの花』を録画視聴。
導入部の花畑から「よくこのロケーションを見つけたな」と関心させられたのですが、直後の美術室パートでつるこの髪が靡く演出がくど過ぎて苦笑い。
続くじんたんの部屋もセット感丸出しでコントにしか見えず、二次元だから許されるめんまの言動も実写でやるとぶりっ子感が強くむず痒い。
アニメ的な記号をそのまま実写に置き換えると違和感しか生まれないので、めんまの髪の色を変えた様にやるべきところは信者を恐れずドンドン変えて欲しかった。
配役に関してはコスプレ臭が強い物の若手を中心にした「超平和バスターズ」は先入観なく観れてGOOD。
難しいと思われたゆきあつの女装やその後の慟哭は見事だったし、幼少期を演じた子役の演技は目を見張る物があります。
(特にラストの小めんまが素晴らしかった!)
ここも無名の人で良かったのではないか?。
11話ある原作を2時間に纏めた事に関しては、元々短い期間の物語なので然程ダイジェスト感なく観れました。
印象深いエピソードはきちんと押さえてるし、それぞれの想いや後悔もきちんと描かれていて思ったほど悪くない。
お別れシーンのセリフ量を増やし、小めんまの姿を織り交ぜた点も盛り上がりを考えると良いアレンジだったと思うのですが、冷静に考えると多くの部分はアニメからのコピーでしかなく、せっかくなのだから原作とは違うところで感動させて欲しかったというのが正直な感想。
まぁ私の評価はあくまで原作ありきなので初見の人が楽しめたのであれば成功なんじゃないですかね?。
『ここさけ』繋がりなんだろうけど、役柄的にはむしろ『ごちうさ』だったよ(爆)。