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日曜ドラマ デスノート 第10話を観た。

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前半の茶番劇と後半の鬼気迫る演技のギャップが凄まじかった『デスノート』第10話。

夜神妹の奪還に向け動き出すキラ対策室だが、ニアの肉体をメロが乗っ取りチームを離反。
取り引き現場に姿を現し「俺はメロ、ニアの中に居たもうひとりの人格だ」とニンジャスレイヤーさんみたいな自己紹介をしたかと思えば、「Lはやり方が温いんだよ」「怪しいと思った奴は片っ端からぶっ殺してやるよ!!」と言いたい放題で、全視聴者がライトと同じく「何なんだこいつ」と思ったに違いない。

やはり日村はメロと繋がっていたようですが「邪魔する奴は全員ぶっ殺す」と言いながら誰一人撃たずにデスノートを奪い逃走。
Lがライトを疑っていた事はメロだって知っている筈なのに、それでもぶっ殺す宣言した「怪しい奴」には含まれないんですね。

そこからメイソン・フジヤマなる偽名臭しかしない下っ端を操りライトが一味の潜伏先を特定。
ここで何を思ったか魅上を使いアジトの場所をリークするという大ポカを仕出かす。
対策室のメンバーしか知らない情報がキラに洩れるという事は、その中にスパイかキラ本人が居ると宣言しているようなものだろ?。
その事にツッコミを入れた模木や松田の言葉を「わざわざ教えてやってるんだ!!」「黙って聞いてろ!!」と遮るライトの心の声が可笑しくて仕方ない。
原作もそうでしたが、Lが死んでからの慢心モードはホント酷いね。

酷いと言えば突入シーンのスタングレネードの描写がヘボ過ぎて愕然としました。
あれじゃどうやったって敵を無力化できないだろ…(;一_一)

んで呆気なく捕まったメロは収監されるのですが、魅上が名前を確認する前にそそくさと脱走。
日本の警察無能すぎるだろ?。
つうか「死神の目」って写真や映像にも有効なんだから、どっかから監視カメラの映像でも引っ張ってくれば済む話じゃね?。

キラを憎んでいたはずの息子が態度をコロッと変えた事に違和感を覚えた夜神父はLの残されたメッセージを目にし、疑いを確信に変えて行く。
Lは「危険だから何もしないで欲しい」と忠告していましたが、正義感の塊である夜神父を本気で止めるなら、そこは「ライトくんはキラじゃありませんよ」と嘘をつくべきだったのではないか?。

やがて日村を操りデスノートを奪還、満面の笑みで勝利を確信したライトの前に夜神父が立ちはだかる。
「これデスノートじゃないよ」と苦し過ぎる言い訳は原作のクライマックスを彷彿とさせますが、そんな不肖の息子を糾弾せず気持ちを察し、世の中に対する怒りに気付いてやれなかったと謝罪する夜神父の姿にはグッと来ました。

自分の名前をデスノートに書き込む事でライトを引き戻そうする父。
それによって命の重さを気付かせようした訳ですが、ライトは逆に「この苦しみが本物なら…俺はやっぱり犯罪者を許せない」と答える。
法の裁きを受けず反省もしない犯罪者から父を救う為にノートを使い、それが切っ掛けで「裁き」の道を歩み始めたライトの本心がここに集約されていた気がします。

久し振りに綺麗なライトが出てきたと思ったら、その直後に父親の亡骸ではなくデスノートを手に安堵するあの姿である。
上がり掛けた好感度がだだ下がりで敗北ルート待ったなし!!。

引き戻す筈が逆に最後の箍を外してしまい暴走するライトと共に物語は最終回へつづく。
予告でも次回の映像を一切使わないなどオリジナルの結末へ期待が高まりますが果たして?。


ところでエンディング後に流れた新番組情報で知ったのですが『掟上今日子の備忘録』は日テレでやるんですね。
今日子さんのビジュアルがコスプレ過ぎて違和感しかないのですが、『監獄学園』といい来期のドラマはカオスすぎるでしょww。